「不妊治療を始めようか迷っている。」「クリニックに行けば、すぐに妊娠できるだろう。」治療を始める前の私は、そんなふうに考えていました。
もちろん、不妊治療が簡単ではないことは知っていました。
それでも心のどこかで、「病院へ行けば原因が分かって、治療すれば何とかなるだろう。」と思っていたのです。
しかし現実は違いました。私はAMH0.6(卵巣予備能が低い状態)と診断され、
- 採卵6回
- 転院
- 保険適用後でも総額100万円を超える治療費
を経験しました。
振り返ると、一番後悔しているのは治療そのものではありません。
「もっと早く知っていれば、違う準備ができたかもしれない。」ということです。例えば、
- クリニック選びをもっと慎重にしていれば…
- 不妊治療は長期戦になる可能性があると知っていれば…
- お金や制度についてもっと調べていれば…
- 夫婦で治療方針をもっと話し合っていれば…
結果は変わらなかったかもしれません。
でも、少なくとも「あのとき知っていれば」と後悔することは減らせたと思います。
この記事では、AMH0.6で採卵6回・転院を経験した私が、不妊治療を始める前の自分に伝えたい「7つの準備」を実体験をもとにご紹介します。
これから治療を始める方や、治療を始めたばかりの方の参考になれば幸いです。
- 不妊治療を始める前に知っておきたかったこと
- 実際に後悔した7つの準備不足
- 長期戦を見据えたクリニック選びの考え方
- 治療前に夫婦で話し合っておきたいこと
- お金・制度・仕事で後悔しないためのポイント
- この記事の結論
- 私が一番後悔していること
- 不妊治療は「短距離走」ではなく「長距離走」
- 長期戦を想定していたら、私はもっと違う準備をしていました
- この記事でお伝えする「7つの準備」
- ① 「クリニックへ行けば何とかなる」と思っていた
- ② 保険適用でも、お金の不安は想像以上でした
- ③ 仕事との両立は「頑張れば何とかなる」と思っていました
- ④ 夫婦で「治療のゴール」をもっと話し合っておけばよかった
- ⑤ 一番つらかったのは、身体ではなく「終わりが見えないこと」でした
- ⑥ もっと早く「お金の制度」を知っていれば、不安は少し減らせた
- ⑦ 治療を始める前に「夫婦で準備する時間」を作ってほしい
- 準備しておけばよかったこと
- 不妊治療を始める前のチェックリスト【保存版】
- 私は「もっと早く始めればよかった」とは少し違う後悔があります
- よくある質問(FAQ)
- 治療前の自分に伝えたいこと
- この記事を読んでくださった方へ
- まとめ|不妊治療は「始める前の準備」が、未来の後悔を減らしてくれます
この記事の結論
もし今、治療を始める前の自分に一つだけ伝えられるなら、私はこう言います。
「不妊治療は、病院へ行けばすぐに終わるものだと思わないで。」
もちろん、すぐに妊娠できる方もいます。でも一方で、
- 採卵を何度も繰り返す人
- 転院を経験する人
- 数年単位で治療を続ける人
もいます。
だからこそ、最初から「長期戦になる可能性」も考えて準備しておくことが、とても大切だと感じました。
私が後悔したのは、治療を始めたことではありません。
準備不足のまま始めてしまったことです。
この記事では、その理由を7つの体験談を通してお伝えします。
私が一番後悔していること
不妊治療を経験した今、私が一番後悔しているのは、「もっと早く治療を始めればよかった。」ということではありません。
もちろん、時間はとても大切です。でも、それ以上に後悔していることがあります。
それは、「何も知らないまま治療を始めてしまったこと」です。
私は当時、「クリニックへ行けば原因が分かって、治療すれば妊娠できるだろう。」と、どこかで思っていました。
そのため、クリニック選びも、お金の準備も、制度についても、深く調べることはありませんでした。
今振り返ると、「もっと調べてから始めればよかった。」と思うことがたくさんあります。
不妊治療は「短距離走」ではなく「長距離走」
治療を始める前の私は、数か月で結果が出るものだと思っていました。しかし実際には、
- 採卵しても、受精するとは限りません。
- 受精しても、胚盤胞まで育つとは限りません。
- 胚盤胞になっても、凍結できるとは限りません。
- 凍結して移植できても、妊娠できるとは限りません。
- 妊娠できても、出産までたどり着けるとは限りません。
一つ結果が出るたびに、また次の壁があります。
私は採卵を6回経験しました。そのうち最初のクリニックでは、採卵を3回しても一度も凍結できませんでした。
治療が長引くほど、時間だけではなく、仕事、お金、メンタル、夫婦関係にも影響が出てきます。
だから私は、不妊治療は「長距離走」だと考えて準備することが大切だと感じています。
長期戦を想定していたら、私はもっと違う準備をしていました
もし当時の私が、「治療は長く続く可能性もある。」と自分事として覚悟できていたら、きっと最初にやることは違っていました。例えば、
- クリニックをもっと比較する
- 不妊治療に使える制度を調べる
- 治療費として毎月積み立てを始める
- 仕事との両立を考える
- 夫婦でどこまで治療するか話し合う
こうした準備は、妊娠率を直接上げるものではありません。
でも、治療が思うように進まなかったとき、心やお金の負担を減らしてくれる大切な準備だったと思います。
私はそれを知らずに治療を始めたからこそ、何度も「もっと早く知っていれば…」と感じました。
この記事でお伝えする「7つの準備」
ここからは、私が実際に経験したことをもとに、不妊治療を始める前に知っておきたかったことを7つご紹介します。
どれも、「こうすれば必ず妊娠できる」という話ではありません。
でも、「後悔を減らすために、今からできる準備」としては、きっと役に立つはずです。
① 「クリニックへ行けば何とかなる」と思っていた
これは、私が一番後悔していることです。
不妊治療を始める前の私は、「クリニックへ行けば原因が分かって、治療を始めればすぐに妊娠できるだろう。」と、どこかで思っていました。
もちろん、不妊治療が簡単ではないことは知っていました。
でも、「自分はそこまで時間はかからないだろう」と、根拠のない期待を持っていたのです。
しかし、実際は違いました。
私はAMH0.6と診断され、採卵を6回経験しました。
最初に通っていたクリニックでは、採卵を3回しても一度も胚を凍結することができませんでした。
不妊治療は、「病院へ行けば解決する」というものではなく、一人ひとりに合う治療を探しながら進んでいくものだったのです。
この経験を通して、「もっと現実を知ったうえで治療を始めればよかった」と感じています。
一番後悔しているのは、クリニック選びでした
今振り返ると、私が一番後悔しているのは、最初のクリニック選びです。当時は、
- 家から通いやすいこと
- 口コミが良かったこと
を中心に選びました。
もちろん、それが間違いだったとは思っていません。
実際、先生も最後まで丁寧に診てくださいました。
ただ、私は最初から「長期戦になる可能性」を考えていませんでした。だから、
- 治療方針
- 刺激法の考え方
- 培養方針
- ラボ(培養室)の体制
- 転院した場合の選択肢
まで比較することはありませんでした。
もし当時の私に伝えられるなら、「クリニックは『通いやすさ』だけではなく、『自分に合った治療を受けられるか』という視点でも選んでほしい。」と伝えたいです。
「長く通うかもしれない」という視点が大切でした
不妊治療は、数回の通院で終わる人もいます。
一方で、私のように採卵や転院を経験し、長期間治療を続ける人もいます。
だからこそ、最初から、「もし長く通うことになったら、このクリニックで納得して治療を続けられるだろうか。」という視点で考えておけばよかったと思っています。
- 治療方針に納得できるか。
- 質問しやすい雰囲気か。
- 仕事と両立しやすいか。
そうした積み重ねが、長期戦ではとても大切でした。
② 保険適用でも、お金の不安は想像以上でした
治療前の私は、「保険適用になったから、そこまでお金はかからないだろう。」と思っていました。
ニュースでも、「不妊治療が保険適用になった」という話題を見ていたので、費用の心配はあまりしていなかったのです。
しかし、実際には想像以上にお金がかかりました。
私が2025年に不妊治療で支払った費用は、保険適用後でも総額100万円を超えています。採卵や検査だけではありません。
- サプリメント
- 交通費
- 鍼灸
- 保険適用外の検査
- 先進医療
- 転院時の初期検査
など、一つひとつは小さな出費でも、積み重なると大きな負担になりました。
一番不安だったのは「いくらかかるか分からないこと」
私がつらかったのは、金額そのものだけではありません。「あといくら必要になるのか分からないこと」でした。
- 採卵が1回で終わる保証はありません。
- 移植が何回必要になるかも分かりません。
- 治療期間も人それぞれです。
だからこそ、毎月の治療費を見ながら、「あと何か月続くんだろう。」と考えることが何度もありました。
この「終わりが見えない」という不安は、お金の面でも大きかったです。
もっと早く制度を知っていれば、気持ちは少し違っていたと思います
治療を始めてから慌てて調べたのが、
- 高額療養費制度
- 医療費控除
- 民間の医療保険
- 自治体の助成制度
でした。
もちろん、後からでも利用できる制度はあります。
でも、最初から知っていれば、「思ったよりお金がかかる…」という不安は、少し軽くなっていたかもしれません。
制度を知ることは、治療費が安くなるだけではありません。
「もし長引いても大丈夫」という安心感につながると、私は実感しました。
▼ 私が実際に不妊治療でかかった費用や制度の活用方法は、別記事で詳しく紹介しています。


③ 仕事との両立は「頑張れば何とかなる」と思っていました
治療を始める前の私は、仕事を続けながらでも不妊治療はできると思っていました。
通院は月に数回程度で、事前に予定が分かるものだと想像していたのです。
しかし実際は、まったく違いました。
不妊治療は予定どおりに進みません
不妊治療では、卵胞の育ち方やホルモン値に合わせて治療が進みます。そのため、
- 「明後日来てください」
- 「今日の〇時に注射してください」
- 「採卵日は〇日に決まりました」
というように、急な予定変更が珍しくありません。
私も仕事の予定を変更したり、有給休暇を調整したりすることが何度もありました。
「頑張れば何とかなる。」そう思っていましたが、実際には頑張るだけではどうにもならない場面もあります。
通院時間も想像以上の負担でした
診察時間そのものは短くても、移動時間や待ち時間を含めると半日近くかかることもあります。
さらに採卵や移植の日は、仕事を休まなければならないこともありました。
通院が続くにつれて、「また休まなければいけない。」という気持ちが、少しずつプレッシャーになっていきました。
今なら治療を始める前に考えておきたいこと
もし治療前に戻れるなら、私は仕事についても夫婦で話し合います。例えば、
- 有給休暇はどのくらい使えそうか
- 通院しやすい曜日や時間帯はあるか
- 急な通院に対応できるか
- 働き方を見直す選択肢はあるか
こうした準備をしておくだけでも、治療中の負担は少し軽くなったと思います。
④ 夫婦で「治療のゴール」をもっと話し合っておけばよかった
不妊治療は夫婦で取り組むもの。頭では分かっていました。
でも実際に治療が始まると、身体への負担も、通院も、薬の管理も、スケジュール調整も、女性側に集中しやすいことを実感しました。
「察してほしい」は伝わりません
私は、「これくらい分かってくれるだろう。」と思ってしまうことがありました。
一方で夫も、「どう声をかければいいか分からない。」と感じていたと思います。
お互いに悪気はありません。でも、話さなければ伝わらないことがたくさんありました。
治療前に話し合っておけばよかったこと
今振り返ると、治療を始める前に夫婦で決めておけばよかったことがあります。例えば、
- どこまで治療を続けるか
- お金はいくらまで使うか
- 転院はどう考えるか
- 仕事との両立はどうするか
- お互いに何を担当するか
こうしたことは、治療が始まってから話すよりも、落ち着いているときに話しておく方が、お互いに納得しやすいと感じました。
「一緒に頑張る方法」を決めておくことが大切
私は、妻だけが頑張る治療にはしてほしくありません。
もちろん、身体への負担は女性の方が大きい部分があります。でも、
- 通院スケジュールを一緒に確認する
- 制度を調べる
- 家事を分担する
- 気持ちを言葉にして伝える
こうしたことは、二人でできます。
「夫婦で治療をする」というより、「夫婦で同じ方向を向いて進む」ことが、とても大切だと感じました。
⑤ 一番つらかったのは、身体ではなく「終わりが見えないこと」でした
治療前の私は、採卵や注射など、身体的な痛みを一番心配していました。
もちろん、それらも決して楽ではありません。
でも実際に一番つらかったのは、メンタルでした。
「あと何回頑張ればいいの?」
この答えが誰にも分かりません。
- 採卵すれば終わりではありません。
- 受精するか分からない。
- 受精しても育つか分からない。
- 育っても凍結できるか分からない。
- 移植できても妊娠できるとは限らない。
私は最初のクリニックで採卵を3回しました。
でも結果は、3回とも「凍結できませんでした。」でした。
「またダメだった」が積み重なっていきました
採卵のたびに期待して、結果を聞いて落ち込む。「次こそは。」と思って頑張る。また結果が出ない。その繰り返しでした。
もちろん、採卵が終わればまた次の採卵。仕事も続きます。治療費もかかります。年齢も少しずつ重なっていきます。
だから私が一番苦しかったのは、「終わりが見えないこと」でした。
自分を責めすぎないでほしい
治療中は、「もっと頑張ればよかったのかな。」「何か足りなかったのかな。」と、自分を責めてしまうこともありました。
でも今は、そう思う必要はなかったと感じています。
不妊治療は、努力だけでは結果をコントロールできません。
だからこそ、治療だけでなく、自分の心を守ることも大切です。
SNSや検索から少し離れる日があってもいい。
思い切って休む日があってもいい。
私は、「頑張り続けること」だけが正解ではないと思っています。
⑥ もっと早く「お金の制度」を知っていれば、不安は少し減らせた
私が不妊治療を始めた頃は、治療のことを調べるだけで精一杯でした。
そのため、お金の制度については、治療が始まってから慌てて調べることになりました。
「保険適用だから安心」は違いました
2022年から不妊治療の保険適用が始まり、以前より費用負担は軽くなりました。
私も、「保険が使えるなら、そこまで心配しなくても大丈夫かな。」と思っていました。
でも実際には、採卵や移植だけでなく、交通費、サプリメント、先進医療など保険適用外の費用も多くあります。
だからこそ、「保険適用=安い」とは言えないと感じました。
費用の負担が大きい不妊治療だからこそ、最初から知っておけばよかった制度があります。
ここでは4つご紹介します。
高額療養費制度
1か月の医療費が一定額を超えた場合、自己負担額が軽減される制度です。
採卵や移植などで医療費が高額になった月は、とても助けられました。
医療費控除
1年間に支払った医療費が一定額を超えると、所得税などの負担を軽減できる制度です。
通院時の交通費も対象になる場合があり、治療後に申請しました。
民間の医療保険
加入している保険によっては、採卵や移植が手術給付金の対象になることがあります。
私は実際に給付金を受け取ることができ、治療費の負担を軽くすることができました。
自治体の助成金制度
自治体によっては、先進医療や検査費用への助成を行っている場合があります。
制度は地域によって異なるため、住んでいる自治体のホームページを確認しておくことをおすすめします。
「制度を知ること」は、お金だけの問題ではありません
今思うのは、制度を知ることは、単に支出を減らすことだけではないということです。
一番大きかったのは、「もし治療が長引いても、利用できる制度がある」と知る安心感でした。
治療中は、「あと何回採卵するのかな。」だけでなく、「あといくら必要になるんだろう。」という不安もあります。
だからこそ、制度を知っているだけでも、気持ちは少し違いました。
▼ 私が実際に利用した制度については、こちらの記事で詳しく紹介しています。




⑦ 治療を始める前に「夫婦で準備する時間」を作ってほしい
今、治療前の自分に一番伝えたいことがあります。
それは、「治療を始める前に、少しだけ準備する時間を作ってほしい。」ということです。
私は、「早く治療を始めなきゃ。」という気持ちが強く、準備よりも治療を優先していました。
でも今なら、ほんの少し立ち止まる時間も必要だったと思います。
準備しておけばよかったこと
もし、もう一度最初からやり直せるなら、私は治療を始める前に、次のことを準備します。
- クリニックを比較する
- 高額療養費制度や医療費控除を調べる
- 治療費として毎月積み立てを始める
- 夫婦で役割分担を決める
- 「どこまで治療するか」を話し合う
- 転院も選択肢として考えておく
どれも、妊娠率を上げる準備ではありません。
でも、「後悔を減らす準備」にはなります。
不妊治療を始める前のチェックリスト【保存版】
ここまで読んでくださった方へ、私が実際の経験から作ったチェックリストをご紹介します。
治療を始める前に、一つずつ確認してみてください。
□ クリニックを比較しましたか?
□ 通いやすさだけで選んでいない
□ 治療方針を確認した
□ 転院も視野に入れて情報収集した
□ お金の準備はできていますか?
□ 高額療養費制度を調べた
□ 医療費控除を調べた
□ 加入中の医療保険を確認した
□ 自治体の助成金制度を確認した
□ 治療費の予算を夫婦で話し合った
□ 仕事との両立を考えていますか?
□ 有給休暇の残日数を確認した
□ 急な通院に対応できそうか考えた
□ 働き方を見直す選択肢も考えた
□ 夫婦で話し合いましたか?
□ 治療方針
□ 治療費
□ 転院の考え方
□ 家事の分担
□ 治療を終える基準
全部できていなくても大丈夫です。
一つでも準備しておくことで、治療が始まったあと、「もっと早く知っていれば…」という後悔を減らせるかもしれません。
私は「もっと早く始めればよかった」とは少し違う後悔があります
不妊治療では、「もっと早く始めればよかった。」という声をよく聞きます。
もちろん、時間はとても大切です。私自身もそう思います。
でも、私が一番後悔しているのは、「もっと早く準備しておけばよかった。」ということです。準備とは、
- クリニック選び。
- 制度を知ること。
- お金を準備すること。
- 夫婦で話し合うこと。
- 長期戦になる可能性も考えておくこと。
もし当時の私がこれらを知っていても、治療の結果は変わらなかったかもしれません。
それでも、もっと落ち着いた気持ちで治療に向き合えたと思います。
よくある質問(FAQ)
Q1. 不妊治療を始める前に、一番準備しておいた方がいいことは何ですか?
私が一番大切だと思うのは、「長期戦になる可能性も考えて準備すること」です。
もちろん、治療がスムーズに進む方もいます。
しかし、私のように採卵を何度も経験したり、転院したりするケースもあります。
そのため、治療を始める前に、
- 自分に合いそうなクリニックを比較する
- 高額療養費制度や医療費控除などの制度を知る
- 治療費の目安を調べる
- 夫婦で治療方針を話し合う
こうした準備をしておくだけでも、不安や後悔を減らせると思います。
Q2. 保険適用になった今でも、不妊治療は高額ですか?
以前より自己負担は軽減されていますが、保険適用でもまとまった費用がかかることがあります。
私の場合は、採卵6回、転院、検査、交通費、サプリメントなどを含めると、保険適用後でも総額100万円を超えました。
治療内容によって費用は大きく異なるため、治療費だけでなく、利用できる制度も事前に確認しておくことをおすすめします。
Q3. 最初のクリニックで結果が出ない場合は、転院を考えた方がいいですか?
必ず転院した方がいいということではありません。
ただ、私自身は採卵を3回しても一度も凍結できず、転院を決断しました。転院先では、
- 今までとは違う刺激方法
- 初期胚での凍結という選択肢
を提案していただき、初めて胚を凍結することができました。
クリニックごとに治療方針や考え方は異なります。
もし治療について疑問や迷いがある場合は、セカンドオピニオンを受けてみることも一つの選択肢だと思います。
▼ 私が転院を決断した理由や判断基準は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

治療前の自分に伝えたいこと
もし今、不妊治療を始める前の自分に会えるなら、私はこう伝えます。
「焦って始めるより、少しだけ立ち止まって準備をしよう。」
クリニックについて調べること。お金の制度を知ること。治療費を準備すること。夫婦でしっかり話し合うこと。そして、治療が長引く可能性もあると知っておくこと。
その少しの準備が、未来の自分を助けてくれると思います。
この記事を読んでくださった方へ
不妊治療は、時間との闘いです。
だからこそ、「早く始めなければ。」と焦る気持ちになることもあると思います。
でも、焦るあまり何も知らずに治療を始めると、私のように「あのとき知っていれば…」という後悔につながるかもしれません。
もちろん、すべてを完璧に準備する必要はありません。
できることを、一つずつ。制度を調べること。クリニックを比較すること。夫婦で話し合うこと。
その積み重ねが、これから始まる治療を支えてくれるはずです。
まとめ|不妊治療は「始める前の準備」が、未来の後悔を減らしてくれます
治療を始める前の私は、「病院へ行けば、何とかなる。」と考えていました。
でも実際には、AMH0.6と診断され、採卵6回、転院、そして保険適用後でも100万円を超える治療費を経験しました。
もちろん、結果は誰にも分かりません。
どれだけ準備をしても、思うように進まないこともあります。
それでも、「もっと早く知っていれば…」と思うことは、たくさんありました。
この記事でお伝えしたかったのは、妊娠するための特別な方法ではありません。
後悔を少しでも減らすための準備です。
私自身の経験から、特に大切だと感じたのは次の7つです。
- 「病院へ行けば何とかなる」と思い込まない
- 長期戦になる可能性も考えてクリニックを選ぶ
- お金や制度について事前に調べておく
- 仕事との両立を考えておく
- 夫婦で治療方針や役割分担を話し合う
- 終わりが見えないことによる心の負担も知っておく
- 「準備してから始める」ことを大切にする
どれも、妊娠率を直接上げるものではないかもしれません。
でも、治療が思うように進まなかったとき、「やれる準備はしてきた」と思えることは、大きな支えになるはずです。
私の経験が、これから不妊治療を始める方や、今まさに治療に向き合っている方の参考になれば、とてもうれしく思います。
💡 次に読みたい記事
治療前に知っておくと役立つ情報を、実体験をもとにまとめています。


「なぎ」
30代でAMH0.6(卵巣予備能が低い状態)と診断され、不妊治療を開始。
採卵や転院を経験し、保険適用後も総額100万円を超える治療費を経験しました。
このブログでは、自身の体験と、公的機関が公開している制度情報をもとに、不妊治療のお金・制度・仕事との両立・ライフプランについて発信しています。
専門家ではありませんが、一人の当事者として、「もっと早く知っていれば」と感じたことを、これから治療を始める方にも分かりやすく届けたいという思いで記事を書いています。

