【体験談】不妊治療の転院タイミングはいつ?AMH0.6の私が「3つの数字」で後悔なく転院を決めた基準

不妊治療の転院体験談 体験談

「転院したほうがいいのかな……。」
治療を繰り返しても結果が出ないと、このように悩む方は少なくありません。

私はAMH0.6(卵巣予備能が低い状態)と診断され、不妊治療を始めました。
しかし、採卵を3回繰り返しても一度も胚を凍結できず、「このまま同じクリニックで治療を続けるべきなのか」と何度も自問自答しました。

一方で、転院には大きな不安もありました。

  • 転院しても結果が出る保証はない
  • 初期検査をやり直す時間や費用がかかる
  • AMHが低い自分には、その時間すら惜しい
  • 今より悪い結果になったらどうしよう
  • お世話になった先生に申し訳ない

このような気持ちから、すぐには転院を決断できませんでした。

それでも最終的に私は転院を選び、転院先ではそれまで提案されなかった治療法や培養方針を提示してもらい、初めて初期胚を1つ凍結することができました。
そして初めて移植まで進むことができました。

もちろん、転院すれば必ず結果が出るとは限りません。
しかし私が実感したのは、「同じ治療を繰り返す」ことと、「別の選択肢を知る」ことはまったく違うということです。
この記事が「今のクリニックで治療を続けるべきか迷っている」という方の判断材料になれば幸いです。

この記事でわかること
  • 不妊治療で転院を考えるタイミング
  • 私が「転院しよう」と決断した3つの判断基準
  • 転院前に準備して良かったこと
  • 転院後に実際に変わったこと
  • 後悔しないクリニック選びの考え方
  1. この記事の結論
  2. 私が転院を考え始めたきっかけ
  3. 「転院したい」ではなく、「このままで後悔しないか」が本当の悩みだった
  4. 私が求めていたのは「病院を変えること」ではなかった
  5. 不妊治療で転院を考えるタイミングとは?
  6. こんな状況なら、一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれません
    1. 採卵を繰り返しても結果が変わらない
    2. 治療方針に変化や新しい提案がない
    3. 医師の説明に納得できなくなった
    4. 通院や費用の負担が大きくなっている
  7. 「転院=失敗」ではありません
  8. 私が一番伝えたいのは、「転院すること」ではなく「比較すること」の大切さ
  9. 私が転院を決めた「3つの数字」
    1. ① 採卵3回で凍結胚0個
      1. 転院前の治療結果(3回分)
      2. 「採卵3回」が問題だったのではありません
    2. ② 3回とも治療方針が大きく変わらなかった
      1. 転院して初めて知った「治療方針の違い」
    3. ③ 「このまま続けて後悔しないか」と考えた日数
      1. 私が恐れていたのは「転院」ではなく「後悔」
  10. 転院後、初めて結果が変わりました
    1. 初めて凍結できた日のことは、今でも忘れられません
  11. 私が今、当時の自分に伝えたいこと
  12. 転院を決めたあとに私がやったこと
    1. 紹介状は電話だけでお願いできました
    2. 紹介状が完成するまで約1週間かかりました
    3. 紹介状だけでは足りないと思った理由
    4. 私が転院前に準備して良かったもの
  13. 転院すると初期検査はやり直し?
  14. 転院して採卵まで約2か月かかりました
  15. 転院には費用もかかります
  16. 転院準備で私が一番伝えたいこと
  17. 転院して実際どう変わった?私が感じた一番大きな変化
  18. 不妊治療の転院でよくある質問(FAQ)
    1. Q1. 転院すると先生に失礼ではありませんか?
    2. Q2. 転院すると検査は全部やり直しになりますか?
    3. Q3. 転院すると採卵までどのくらいかかりますか?
    4. Q4. 転院すれば妊娠率は上がりますか?
  19. まとめ|私が転院して一番良かったと思うこと

この記事の結論

私が転院を決めた理由は、「なんとなく先生と合わなかったから」ではありません。
採卵結果や治療内容を振り返り、「このまま同じ方法を続けても結果が変わる可能性は高くない」と自分なりに判断したからです。

特に転院を考えるきっかけになったのは、次の3つでした。

  • 採卵を3回行っても一度も胚を凍結できなかったこと
  • 治療方針に大きな変化がなく、新しい提案がなかったこと
  • 「このまま続けて後悔しないだろうか」と感じるようになったこと

転院には時間も費用もかかります。
だからこそ、「何となく転院する」のではなく、自分なりの判断基準を持つことが大切だと感じました。
この記事では、その判断基準をできるだけ具体的にご紹介します。


私が転院を考え始めたきっかけ

私が転院を意識し始めたのは、採卵3回目でも凍結できる胚が一つもできなかった日でした。
当時は「次こそ結果が出るかもしれない」と信じて採卵を続けていましたが、現実は厳しく、3回とも凍結には至りませんでした。診察では先生から、

「確率論なので、採卵を繰り返すしかありません。」

という説明を受けました。
もちろん、この言葉は決して治療を諦めたという意味ではなかったと思います。
実際に先生は最後まで真剣に診てくださっていましたし、その時点でできる治療を続けようとしてくださっていました。

しかし、そのときの私はこう感じました。「このクリニックで私にできる治療は、もう試し尽くしたのかもしれない。」
採卵を続けること自体は理解できても、それまでと違う刺激法や培養方法など、新しい提案はありませんでした。
そのため、「次も同じ治療を続けるだけなら、結果も変わらないのではないか」という不安が少しずつ大きくなっていったのです。


「転院したい」ではなく、「このままで後悔しないか」が本当の悩みだった

誤解してほしくないのは、私は最初から転院したかったわけではありません。
むしろ、できることなら今のクリニックで結果を出したいと思っていました。
長く通っていたこともあり、先生やスタッフの方への信頼もありました。

だからこそ、「紹介状を書いてください。」
この一言を伝えることすら、とても申し訳なく感じていました。

また、AMH0.6だった私にとって、一番怖かったのは時間を失うことです。
転院すれば初期検査をやり直す可能性があります。

その分、採卵まで数か月かかるかもしれません。転院しても結果が出る保証はありません。むしろ今より悪い結果になる可能性もあります。だから私は何度も迷いました。

それでも頭の中から離れなかったのは、たった一つの問いでした。

「このまま同じ治療を続けて、本当に後悔しないだろうか。」

この問いに対して、自分の答えは少しずつ決まり始めていました。


私が求めていたのは「病院を変えること」ではなかった

今振り返ると、私が求めていたのは「病院を変えること」ではありませんでした。
本当に求めていたのは、

  • 今までとは違う刺激法
  • 違う治療方針
  • 違う先生の考え方
  • 違う培養環境(ラボ)
  • 今まで試していない選択肢

でした。

もし、それらを試したうえで結果が出なかったとしても、「できることはやった」と納得できると思ったのです。
逆に、同じ環境で同じ治療を繰り返し、「あのとき転院という選択肢もあったのでは」と後悔する未来は避けたいと考えました。
この考えが、私の背中を押してくれました。


不妊治療で転院を考えるタイミングとは?

「転院したほうがいいのかな?」不妊治療を続けていると、一度はこのように悩む方も多いのではないでしょうか。
しかし、「採卵を○回したら転院すべき」「何か月通ったら転院すべき」といった明確な基準はありません。
年齢やAMH、治療歴、受精・培養の状況など、一人ひとり条件が異なるためです。

そのため大切なのは、「一般的な転院のサイン」を知ったうえで、自分の状況に当てはめて考えることだと私は感じています。
ここでは、私自身の経験と一般的に転院を検討するきっかけをあわせてご紹介します。


こんな状況なら、一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれません

私は「転院=最後の手段」だと思っていました。
ですが、実際には治療方針を見直すための一つの選択肢でもあります。
もちろん、すぐに転院する必要はありません。
ただ、次のような状況が続いている場合は、一度現在の治療を振り返ってみることも大切です。

採卵を繰り返しても結果が変わらない

採卵を何度か行っても、

  • 採卵数が増えない
  • 受精しても胚盤胞まで育たない
  • 毎回同じところで治療が止まってしまう

このような状況が続くこともあります。
もちろん、不妊治療は確率の要素が大きいため、1回ごとの結果だけで判断することはできません。
しかし、同じ結果が続いているにもかかわらず、治療方針に変化がない場合は、「今の方法が自分に合っているのか」を考えるきっかけになることもあります。

私自身も、採卵を3回行っても一度も凍結できず、「このまま同じ方法を続けて結果が変わるだろうか」と考えるようになりました。

治療方針に変化や新しい提案がない

クリニックによって、採用している刺激法や培養方針は異なります。例えば、

  • 高刺激法
  • 低刺激法
  • 自然周期
  • 初期胚移植を積極的に行う施設
  • 胚盤胞移植を基本とする施設

など、考え方や治療方針には違いがあります。
もちろん、「どの方法が優れている」ということではありません。
患者さんの年齢や卵巣機能、これまでの治療経過などを踏まえて、それぞれのクリニックが方針を決めています。

一方で、何度も採卵を繰り返しても結果が変わらない場合には、「ほかに試せる方法はありませんか?」「違う刺激法という選択肢はありますか?」と相談してみることも大切です。

私は、そのような相談をしたときに新しい提案がなかったことから、「別のクリニックでは違う考え方があるかもしれない」と感じるようになりました。

医師の説明に納得できなくなった

治療では、結果だけでなく「納得して治療を受けられるか」もとても大切です。例えば、

  • なぜこの治療法なのか
  • 他の選択肢はあるのか
  • 次回は何を変える予定なのか

こうした説明を受け、自分が納得して治療を続けられるのであれば、不安は少し軽くなるかもしれません。
一方で、「毎回同じ説明だけで、次も同じ治療なのかな……」と疑問を抱えたまま治療を続けるのは、精神的にも大きな負担になります。

私の場合も、「確率論なので採卵を繰り返しましょう」という説明自体に間違いがあるとは思いませんでした。
ただ、「今までと違う方法はあるのか」という疑問が解消されなかったことで、別の先生の意見も聞いてみたいと思うようになりました。

通院や費用の負担が大きくなっている

不妊治療は、身体だけでなく時間やお金の負担も大きくなります。例えば、

  • 通院に片道2時間かかる
  • 仕事との両立が難しい
  • 保険適用でも費用負担が大きい
  • 自費診療やサプリメント代が増えている

など、治療以外の負担も積み重なっていきます。
「通い続けられるか」という視点も、長く治療を続けるためには大切な要素です。


「転院=失敗」ではありません

私は当時、「転院するということは、今までの治療を否定することなのではないか」と考えていました。
だからこそ、先生に紹介状をお願いすることが本当に申し訳なく感じていました。
しかし今振り返ると、そうではありませんでした。

前のクリニックで治療したからこそ、

  • 自分には何が合わなかったのか
  • どんな結果だったのか
  • 次に試したいことは何か

を整理することができました。

その経験があったからこそ、転院先でもスムーズに治療方針を考えてもらえたのだと思います。
私は「前のクリニックが悪かった」と思っているわけではありません。
そのクリニックでできる治療を受けたからこそ、次の選択肢へ進む判断ができました。


私が一番伝えたいのは、「転院すること」ではなく「比較すること」の大切さ

この記事を読んで、「すぐに転院したほうがいい」と伝えたいわけではありません。
私が伝えたいのは、「今のクリニックだけが選択肢ではない」と知ることの大切さです。もし迷っているなら、

  • セカンドオピニオンを受けてみる
  • 他院の説明会に参加してみる
  • 初診だけ受けて話を聞いてみる

という方法もあります。

実際に話を聞いてみることで、「やっぱり今のクリニックで頑張ろう」と思えるかもしれません。
逆に、「自分にはこちらの治療方針のほうが合っているかもしれない」と感じることもあります。

どちらの結論になったとしても、比較したうえで自分で選んだという事実は、治療を続けるうえで大きな支えになると私は感じました。


私が転院を決めた「3つの数字」

私は、「なんとなく今のクリニックが合わない」と感じて転院したわけではありません。
もちろん、不安や迷いはありました。でも、不妊治療は時間もお金も限られています。
だからこそ私は、感情だけではなく、自分の治療結果を数字で振り返ることにしました。

その結果、「このまま同じ治療を続けるより、新しい環境で違う方法を試したい」と考えるようになりました。
ここでは、私が転院を決断するきっかけになった3つの数字をご紹介します。

① 採卵3回で凍結胚0個

私が最初に立ち止まった数字は、「採卵3回・凍結0個」でした。
採卵は1回ごとの結果に差があるため、1回だけで判断することはできません。
そのため私も、「次こそは」と思いながら採卵を続けていました。しかし結果は、3回とも凍結まで進めませんでした。

3回目の診察で先生から、

「確率論なので、採卵を繰り返すしかありません。」

という説明を受けました。

この説明は決して間違っているとは思いません。実際、不妊治療は確率の積み重ねです。
先生も最後まで真剣に治療してくださいました。

それでも私は、「今の治療を続けること」と「結果が変わること」は別なのではないかと感じるようになりました。

転院前の治療結果(3回分)

項目内容
採卵回数3回
平均採卵数2個
平均受精率約89%
凍結数0個(全て胚盤胞狙い)
刺激法高刺激中心(ゴナールエフ300単位など)
体の負担強いと感じていた
平均通院回数5回(卵巣刺激~採卵〜結果確認)

※転院前と転院後の詳しい採卵結果は、こちらで紹介しています。

【凍結ゼロから転院】AMH0.6の私が低刺激治療で初めて前に進めた話(体験談)
AMH0.6で不妊治療を経験した筆者が、高刺激で採卵3回・凍結ゼロから低刺激・初期胚凍結へ転院した実体験を解説。医師とのやり取りや転院の判断基準、前後の比較も紹介。

「採卵3回」が問題だったのではありません

ここで誤解してほしくないことがあります。
私は、「採卵3回したら転院すべき」と言いたいわけではありません。
もし3回目で結果が改善していたら、私は転院していなかったと思います。

問題だったのは、採卵回数ではなく、結果が変わらなかったことでした。

② 3回とも治療方針が大きく変わらなかった

2つ目の数字は、「治療方針の変化:ほぼ0回」です。
採卵を重ねる中で、私は少しずつ、「次は違う刺激法になるのかな」「培養方法を変える提案があるのかな」と期待していました。

しかし実際には、大きく治療方針が変わることはありませんでした。
もちろん、その治療法が悪かったという意味ではありません。
私には、その方法では結果につながらなかっただけです。
そして、「ほかに試せる方法はないだろうか?」という気持ちが強くなっていきました。

転院して初めて知った「治療方針の違い」

転院先の初診で、私は今まで聞いたことがない提案を受けました。例えば、

  • 「今回は低刺激法から始めてみましょう。」
  • 「胚盤胞になりにくい方は、初期胚で凍結する方法もあります。」

という説明でした。

私は、「こういう選択肢もあったんだ。」と驚いたことを今でも覚えています。
どちらが正しいという話ではありません。

クリニックによって考え方や治療方針は異なります。
だからこそ、別の先生の意見を聞くことにも意味があると感じました。

③ 「このまま続けて後悔しないか」と考えた日数

最後の数字は、少し変わった数字かもしれません。
それは、毎日、「転院した方がいいのかな」と考えていた日数です。

診察の日だけではありません。仕事中も、家に帰ってからも、休日も…ずっと考えていました。
「転院したら時間を無駄にするかもしれない。」「でも、このまま通い続けても結果は変わらないかもしれない。」
この二つの気持ちの間で何度も揺れました。

私が恐れていたのは「転院」ではなく「後悔」

当時の私は、転院そのものが怖かったわけではありません。
本当に怖かったのは、数年後に「あの時転院しておけばよかった」と後悔することでした。

私は、転院して結果が悪くなる可能性もあると思っていました。
でも、同じクリニック、同じ治療法、同じ医療技術、同じ培養環境で採卵を繰り返すより、今まで試したことがない治療を経験したい。そう思うようになりました。

もし、それで結果が出なかったとしても、私は納得できると思ったのです。


転院後、初めて結果が変わりました

転院したからといって、すぐ採卵できたわけではありません。
まずは初診を受け、必要な検査を行い、結果を待ち、採卵まで約2か月かかりました。
正直、「やっぱり転院しなければよかったのかな。」と思った日もあります。

ですが、転院先では、これまでとは違う刺激法を提案していただき、さらに、「胚盤胞になりにくい場合は、初期胚で凍結するという選択肢もあります。」と説明を受けました。
これは、前のクリニックでは提案されたことがなかった方法でした。

初めて凍結できた日のことは、今でも忘れられません

転院後初めての採卵で、1個だけですが、初期胚を凍結することができました。
たった1個。でも、私にとっては、今までの「0」とは大きく違う1個でした。
そして、初めて移植まで進むことができました。

もちろん、転院したから必ず結果が出るとは言えません。私にたまたま合っていただけかもしれません。
それでも、今まで試していない方法に挑戦したことで、結果が変わったという事実は、私にとって大きな意味がありました。


私が今、当時の自分に伝えたいこと

今なら、採卵2回で結果が出なかった時点で、一度セカンドオピニオンを受けても良かったと思っています。
「すぐ転院する」という意味ではありません。
でも、他の先生の話を聞くことは、決して今の先生を否定することではありません。
私は、「もっと早く比較しておけばよかった」そう感じています。

もし今、同じように悩んでいる方がいるなら、すぐに答えを出す必要はありません。
ただ、一度立ち止まって、自分には他にどんな選択肢があるのかを知ること。
それだけでも、将来の後悔は少なくなるのではないかと私は思います。


転院を決めたあとに私がやったこと

転院を決意したあとも、すぐに新しいクリニックへ通い始めたわけではありません。
「紹介状はどうお願いしよう。」「検査は全部やり直しになるのかな。」「転院先の予約はいつ取ればいいんだろう。」など、分からないことばかりでした。

ここでは、実際に私が転院時に準備したことや、やっておいて良かったことをご紹介します。

紹介状は電話だけでお願いできました

私が一番緊張していたのは、紹介状をお願いすることでした。
診察室で先生に直接、「転院したいので紹介状を書いてください。」と言うのが、とても申し訳なく感じていたからです。
長くお世話になっていた先生だったので、「治療を否定していると思われないかな。」「気分を悪くされたらどうしよう。」そんなことばかり考えていました。

そこで私は、診察では伝えず、後日クリニックへ電話をしました。
受付の方に、「転院したいので紹介状をお願いしたいのですが。」と伝えたところ、その電話だけで手続きを進めていただくことができました。
先生と直接話す必要はなく、想像していたよりもずっとスムーズでした。
電話を終えたあとには、「こんなに簡単なら、もっと早く連絡してもよかったかもしれない。」と感じたことを覚えています。

もちろん、クリニックによって対応は異なるため、事前に確認してみると安心です。

紹介状が完成するまで約1週間かかりました

私の場合、紹介状が完成するまで約1週間でした。
そのため、転院先の初診予約を取るときは、紹介状が手元に届くタイミングも考えて予約することをおすすめします。

私が支払った紹介状の費用は約800円でした。
※費用は医療機関によって異なるため、事前に確認してください。

紹介状だけでは足りないと思った理由

転院時にもらえたのは紹介状だけでした。紹介状の中身は見ることができないため、どこまで詳しく書かれているかは分かりません。

そこで、私が「残しておいて本当に良かった」と思ったのが、治療中にもらっていた資料です。例えば、

  • 血液検査の結果
  • AMHの検査結果
  • ホルモン検査の結果
  • 採卵結果の記録
  • 受精・培養結果の用紙
  • その他、診察でもらった資料

これらはすべて自宅で保管していました。
転院先でも、「以前の検査結果があれば見せてください。」と言われる場面があり、持参したことで一部の検査は省略できました。
紹介状だけに頼らず、自分でも治療データを保管しておいて本当に良かったと思っています。

私が転院前に準備して良かったもの

転院前には、次のような書類をまとめておくと安心です。

準備したもの私の場合
紹介状
血液検査結果
AMH検査結果
採卵結果
培養結果
お薬手帳
保険証・マイナ保険証

クリニックによって必要なものは異なるため、予約時に確認しておくと安心です。


転院すると初期検査はやり直し?

これは私も一番気になっていました。
結論から言うと、私の場合は、一部はやり直し、一部は省略できました。
紹介状や血液検査の結果を持参したことで、以前の検査結果を参考にしていただけたものもありました。

一方で、転院先の方針に合わせて、改めて必要になった検査もありました。
クリニックごとに必要とする検査や、有効期限の考え方が異なるため、「すべて引き継げる」「すべてやり直しになる」とは一概には言えません。
だからこそ、以前の検査結果はできるだけ持参することをおすすめします。


転院して採卵まで約2か月かかりました

私の場合、転院後すぐ採卵できたわけではありません。

初診から採卵までの流れ
  • 初診
  • 初期検査
  • 検査結果の説明
  • 治療方針の相談
  • 採卵周期スタート

私の場合、初診から採卵までは約2か月かかりました。
AMH0.6だった私にとって、この2か月はとても長く感じました。
「やっぱり転院しなければ良かったかな。」と思った日もありました。

でも今振り返ると、この期間があったからこそ、自分に合った治療方針を一緒に考えていただけたのだと思います。


転院には費用もかかります

転院を考えるときは、時間だけでなく費用も気になります。
私の場合は、紹介状代だけでなく、初診料や初期検査なども必要でした。
そのため、転院直後はまとまった出費になります。

一方で、私は「今まで試したことのない治療を受けられる可能性」に価値を感じていました。
費用は決して安くありませんでしたが、「後悔しないための選択」と考えることで納得できました。

なお、私が実際に転院時にかかった初期検査費用については、別記事で詳しく公開していますので、気になる方はあわせてご覧ください。

不妊治療で実際にかかった費用を公開|保険適用でも総額100万円を超えた話【2025年】
不妊治療に実際いくらかかるのか、2025年の費用をすべて公開します。AMH0.6と診断され、採卵4回・転院を経験した私が、保険適用後も総額104万4,580円かかった内訳や、高額療養費制度・医療保険・転院で感じたことを実体験をもとに詳しく解説します。

転院準備で私が一番伝えたいこと

転院を経験して感じたのは、「紹介状よりも、自分の治療経過を自分で把握しておくこと」が大切ということです。
採卵結果や血液検査の数値などを見返すことで、転院先の先生にもこれまでの経過を伝えやすくなります。
また、自分自身も、「何を試してきたのか」「どんな結果だったのか」を客観的に整理できます。

私は当時、「紹介状さえあれば大丈夫」と思っていました。
でも実際には、今まで受け取った検査結果や採卵結果の用紙を保管していたことが、とても役立ちました。
これから転院を考えている方は、ぜひ診察でもらった書類を一つのファイルにまとめておくことをおすすめします。


転院して実際どう変わった?私が感じた一番大きな変化

転院したからといって、すぐに結果が出るとは思っていませんでした。
むしろ、「今より悪くなったらどうしよう。」という気持ちのほうが強かったくらいです。

それでも、転院先の初診で先生と話をしたとき、私は初めて「まだ試していない方法があるんだ」と感じることができました。前のクリニックでは経験しなかった、

  • 低刺激法という選択肢
  • 初期胚で凍結するという考え方
  • 血液検査の結果を踏まえたサプリメントの提案

など、一つひとつが私にとって新しいものでした。

その瞬間、「ここなら絶対にうまくいく」と思ったわけではありません。
でも、「まだ可能性はあるかもしれない。」そう思えたことが、何より大きな変化でした。


不妊治療の転院でよくある質問(FAQ)

Q1. 転院すると先生に失礼ではありませんか?

私もそう思っていました。だからこそ、紹介状をお願いするだけでも勇気が必要でした。
でも実際には、電話で受付の方にお願いするだけで手続きが進みました。
もちろんクリニックによって対応は異なりますが、「申し訳ない」という気持ちだけで転院を諦める必要はないと、今は思っています。

Q2. 転院すると検査は全部やり直しになりますか?

私の場合は、一部の検査はやり直しになりましたが、紹介状や過去の検査結果を持参したことで省略できた検査もありました。
必要な検査はクリニックによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

Q3. 転院すると採卵までどのくらいかかりますか?

私の場合は、初診から採卵まで約2か月かかりました。
初期検査や結果説明を経て治療方針を決めるため、すぐに採卵できるとは限りません。
時間に余裕をもってスケジュールを考えることをおすすめします。

Q4. 転院すれば妊娠率は上がりますか?

必ず上がるとは言えません。不妊治療の結果には、年齢や卵子の状態、精子の状態など、さまざまな要因が影響します。
ただ、クリニックごとに治療方針や刺激法、培養方針が異なるため、自分に合った方法と出会える可能性はあります。
私自身は、転院後に初めて初期胚を凍結でき、移植まで進むことができました。


まとめ|私が転院して一番良かったと思うこと

転院して一番良かったことは、「結果が変わったこと」だけではありません。
もちろん、初めて凍結できたこと、初めて移植まで進めたことは本当にうれしかったです。
でも、それ以上に大きかったのは、「自分で納得して選択できたこと」でした。

私は、「転院したら必ずうまくいく」と思っていたわけではありません。
むしろ、今より結果が悪くなる可能性も考えていました。
それでも、同じ環境で同じ治療を続けるより、今まで試したことがない治療法や考え方に触れてみたいと思いました。
その結果、私は後悔の少ない選択ができたと感じています。

もし今、転院するかどうかで悩んでいるなら、ぜひ一度、自分に問いかけてみてください。
「数年後の自分が後悔しない選択は、どちらだろう。」

不妊治療には、どうしても時間の制約があります。
だからこそ、「周りがどうするか」ではなく、「自分が納得できるか」を大切にしてほしいと思います。

この記事が、あなたにとって後悔の少ない選択を考えるきっかけになれば幸いです。

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この記事を書いた人

「なぎ」

30代でAMH0.6(卵巣予備能が低い状態)と診断され、不妊治療を開始。
採卵や転院を経験し、保険適用後も総額100万円を超える治療費を経験しました。

このブログでは、自身の体験と、公的機関が公開している制度情報をもとに、不妊治療のお金・制度・仕事との両立・ライフプランについて発信しています。

専門家ではありませんが、一人の当事者として、「もっと早く知っていれば」と感じたことを、これから治療を始める方にも分かりやすく届けたいという思いで記事を書いています。

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