不妊治療はいくらかかる?保険適用後も総額100万円超|採卵7回を経験した私の費用とお金の備え

不妊治療はいくらかかる?保険適用後も総額100万円超の体験談 不妊治療とお金

「不妊治療って、結局いくらかかるんだろう?」
これから体外受精や顕微授精を始める方にとって、治療内容と同じくらい気になるのが「お金」のことではないでしょうか。

私も不妊治療を始める前は、「保険適用になったし、体外受精を1~2回受けても30万円くらいかな」と、なんとなく考えていました。
でも、実際に治療を始めてみると、想像していた以上に費用がかかりました。

採卵を繰り返し、転院も経験し、先進医療や検査、通院交通費なども積み重なった結果、2025年度時点で私が実際に支払った金額は1,044,580円、約104万円でした。

その後も治療を続け、現在は採卵7回を経験しています。
もちろん、私の金額がそのまま他の人に当てはまるわけではありません。

タイミング法や人工授精で妊娠する方もいれば、体外受精を少ない回数で終えられる方もいます。
一方で、治療が長引けば100万円を超えるケースもあります。

この記事では、私が実際に支払った費用を公開しながら、

  • 不妊治療にはどんな費用がかかるのか
  • 保険適用後でも100万円を超えた理由
  • 採卵・先進医療・転院にいくらかかったのか
  • 治療費以外にどんなお金がかかったのか
  • 高額療養費・医療費控除・助成金・医療保険をどう考えたか
  • 治療を始める前に、どんな準備をしておけばよかったのか

を、私自身の体験をもとにまとめます。

「治療費がいくらかかるか分からなくて不安」という方が、治療を始める前にお金の全体像を考えるきっかけになれば嬉しいです。

※この記事で紹介している金額は私自身の実際の支出です。不妊治療の費用は治療内容、回数、医療機関、保険適用の範囲などによって大きく異なります。あくまで一例として参考にしてください。

この記事でわかること
  • 不妊治療にかかる費用の全体像
  • 保険適用後でも費用が高くなる理由
  • 私が2025年度時点で実際に支払った約104万円の内訳
  • 採卵・先進医療・転院にかかった費用
  • サプリ・鍼灸・交通費など治療費以外の支出
  • 不妊治療で確認しておきたいお金の制度
  • 治療前に夫婦で決めておきたいこと
  • 私が治療を経験して「もっと早く知りたかった」と思ったこと

結論|不妊治療の費用は「○万円」と決められない

まず、一番大切なことからお伝えします。
不妊治療に必要な金額は、人によって大きく違います。

治療内容や回数によって支払いが変わるため、「体外受精なら○万円あれば大丈夫」と一律に考えることはできません。

2022年4月から、人工授精などの一般不妊治療や、体外受精・顕微授精などの生殖補助医療の基本的な診療が保険適用になりました。

ただし、保険適用になったからといって、不妊治療に関するすべての費用が同じように保険でカバーされるわけではありません。
先進医療や保険適用外の費用、治療に伴う交通費など、別途負担になるものもあります。

そして何より、不妊治療は「1回で終わる」とは限りません。

私自身、「採卵は1~2回くらいかな」と思っていました。
ところが実際には採卵を繰り返すことになり、現在は7回を経験しています。

だからこそ、治療を始める前は「1回いくら?」だけではなく、もし治療が長引いたら、家計からいくらまで出せる?という視点で考えておくことをおすすめします。


私が「30万円くらいかな」と思っていた理由

治療を始める前の私は、不妊治療についてそれほど詳しくありませんでした。
保険適用になったことは知っていました。

そのため、「体外受精を1~2回くらい受ければ、全部で30万円くらいかな」と、なんとなく考えていました。

でも今振り返ると、「30万円」という数字には根拠がありませんでした。私が知らなかったのは、

  • 採卵を何回するか分からない
  • 採卵以外にも検査や薬などの費用がかかる
  • 先進医療を利用すると追加費用が発生することがある
  • 転院すると新たな検査費用がかかる場合がある
  • 通院交通費なども積み重なる
  • 治療が長くなるほど支出も増える

ということでした。

実際に治療を始めてから、「思っていたよりお金がかかる」と感じる場面が何度もありました。


私が2025年度時点で実際に支払った費用

ここからは、私自身の実際の支出を公開します。

2025年度時点で集計した総額は1,044,580円でした。内訳はこちらです。

内容回数・期間金額
タイミング法2回9,550円
採卵4回525,550円
子宮鏡検査1回4,600円
EMMA/ALICE検査1回124,000円
転院後の初期検査(夫婦)1回74,000円
紹介状作成1回700円
セカンドオピニオン2か所3,660円
サプリメント継続155,500円
交通費継続39,760円
鍼灸継続79,500円
その他27,760円
合計1,044,580円

※上記は2025年度時点の私自身の支出を集計したものです。その後も治療を続け、現在は採卵7回を経験しています。

この表を見ていただくと分かるように、私の場合は「採卵だけで100万円かかった」というわけではありません。
治療費に加えて、検査、先進医療、転院、交通費など、さまざまな支出が積み重なっていました。

一番お金がかかったのは「採卵」

私の場合、最も大きな割合を占めたのが採卵です。
2025年度時点では、採卵4回で525,550円かかりました。

採卵は一度受ければ終わるとは限りません。
採卵した結果によっては、もう一度採卵をすることもあります。

私自身も、「今回で終わってほしい」と思いながら治療を続けていました。
でも、思うような結果にならなければ、次の採卵を考えることになります。

現在は採卵7回を経験しています。
そのため、今振り返って一番伝えたいのは、採卵1回分の費用」だけで治療費を考えないことです。

1回の金額だけでなく、「もし3回、4回と続いたら?」という視点も持っておくと、家計の準備をしやすくなります。

先進医療の費用に驚いた|12万円を超えた検査

私が特に驚いた支出の一つが、EMMA/ALICE検査です。
この検査では、124,000円を支払いました。

会計で金額を見たとき、「12万円以上もするの?」と驚いたことを覚えています。
それまでにも採卵でまとまった金額を支払っていましたが、一度の検査で10万円を超える支払いはかなり大きく感じました。

また、採卵の際にはタイムラプス培養など、保険診療とは別に費用が発生する治療を利用することもありました。

ここで初めて、保険適用になった=不妊治療にかかる費用がすべて保険の範囲になるわけではないということを実感しました。

先進医療などを利用する場合は、治療を受ける前に、

  • いくらかかるのか?
  • 保険診療との組み合わせはどうなるのか?
  • 高額療養費制度の対象となる部分はどこなのか?
  • 自治体の助成制度の対象になる可能性があるのか?

を確認しておくと安心です。

転院にも約7万円かかった

私は不妊治療の途中で転院を経験しました。
転院して、新しいクリニックで改めて検査を受けたため、夫婦で約74,000円の費用がかかりました。

「また検査にお金がかかるのか」と驚きましたが、結果的には転院して良かったと思っています。
不妊治療では、治療方針や医師との相性なども大切です。

もちろん、転院には費用や時間がかかります。
それでも私は、費用がかかるから」という理由だけで、転院を諦める必要はないと考えるようになりました。

自分に合った治療を受けるために必要な支出なら、単純に「無駄な出費」とは言えないからです。ただし、転院すると、

  • 初診料
  • 各種検査
  • 紹介状
  • その他の検査

などが必要になる場合があります。

転院を検討するときは、治療方針だけでなく、費用についても事前に確認しておくと安心です。

「治療費以外」の支出が約27万円あった

私が治療を始める前に、あまり考えていなかったのが「治療費以外のお金」です。
2025年度時点で私が支払った主な周辺費用は、

  • サプリメント:155,500円
  • 鍼灸:79,500円
  • 交通費:39,760円
  • 合計:274,760円でした。

もちろん、サプリメントや鍼灸はすべての人に必要なものではありません。
私自身も、今振り返ると「本当に全部必要だったのかな」と考える部分があります。

それでも、当時は、「少しでもできることをしたい」「後からやらなかったことを後悔したくない」という気持ちがありました。

不妊治療は、努力した分だけ結果が出るとは限りません。
だからこそ、「できることは全部やっておきたい」という気持ちになりやすいのだと思います。

ただ、ここで大切なのは、周りがやっているから、自分も全部やらなければいけない」と考えないことです。

サプリメントや鍼灸などは、必要性や考え方が人によって違います。
費用と自分の納得感を考えながら選ぶことも、不妊治療のお金を守るためには大切だと感じています。

通院交通費も積み重なると大きな金額になる

交通費は、一度だけ見るとそれほど大きな金額には感じません。
私も、「電車代が数百円、数千円くらいなら大したことない」と思っていました。

でも、不妊治療では通院が一度で終わりません。
採卵周期になると受診回数が増えることもあります。

私の場合、交通費は最終的に39,760円になりました。約4万円です。
治療費そのものに比べると小さく見えますが、積み重なると無視できない金額になります。

治療を始めたら、治療費」だけでなく「通院にいくら使ったか」も記録しておくことをおすすめします。


不妊治療のお金で、私が最初に知っておきたかった4つの制度

不妊治療を続ける中で、私が「もっと早く知っておけばよかった」と思ったのが、お金に関する制度です。

私なら、治療を始める前に次の4つを確認します。

① 高額療養費制度

保険診療の医療費が高額になった場合、自己負担額に上限を設ける仕組みです。
不妊治療でも、保険適用となる診療については、高額療養費制度を確認しておく価値があります。

ただし、先進医療の技術料など、保険診療とは扱いが異なる費用もあります。

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そのため、「不妊治療の費用全部が高額療養費の対象になる」と考えないことが大切です。

高額療養費制度については、2026年8月から制度変更も行われています。
最新の上限額や年間上限については、こちらの記事で詳しくまとめています。

【2026年版】不妊治療で実際に使った高額療養費制度|採卵6回の私が自己負担額を体験談で解説
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② 医療費控除

不妊治療にかかった費用は、条件を満たせば医療費控除の対象になる場合があります。
私自身、実際に確定申告を経験しました。

治療費だけでなく、対象になる交通費などもあるため、治療を始めた時点から領収書や支払い記録を整理しておくことをおすすめします。

私が実際に申請した内容や、先進医療・保険金などとの関係についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

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③ 自治体の助成金

自治体によっては、不妊治療や先進医療などに対する独自の助成制度を設けている場合があります。

私自身、自治体の制度を調べたことで、約15万円の助成金を受け取ることができました。ただし、助成制度は自治体によって、

  • 対象となる治療
  • 助成額
  • 年齢などの条件
  • 対象医療機関
  • 申請期限
  • 必要書類

などが異なります。

「不妊治療をしていれば必ずもらえる」という制度ではないので、必ず自分の住んでいる自治体の最新情報を確認してください。

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④ 民間の医療保険

私自身、不妊治療を始める前は、「不妊治療で医療保険の給付金を受け取れるとは思っていない」という状態でした。
ところが、自分が加入していた保険を確認すると、採卵・胚移植・先進医療などについて給付を受けられました。

私が実際に受け取った給付金は、これまでに572,000円です。
もちろん、すべての医療保険で同じように給付されるわけではありません。

契約内容や治療内容によって対象・対象外が異なります。
「自分の保険は対象外だろう」と決めつけず、加入している保険会社へ確認してみることをおすすめします。

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不妊治療のお金は「治療費」だけで考えない

私が治療を経験して一番大きく変わったのが、お金の考え方です。

治療を始める前は、「採卵1回○万円」「体外受精1回○万円」という情報ばかり探していました。

でも、実際には、治療費+検査費+先進医療+交通費+その他の支出という形でお金が出ていきます。
さらに治療が長引けば、「1回の治療費」×「治療回数」という問題も出てきます。

だからこそ、私は治療費を考えるとき、「1回いくら?」だけでなく、半年続いたら?」「1年続いたら?という視点を持つことが大切だと感じました。


私が治療を始める前に戻れるなら、最初にやること

もし治療を始める前の自分に戻れるなら、私は次のことをします。

① 夫婦で「治療に使えるお金」を決める

まず、「不妊治療にいくらまで使うか」を夫婦で話し合います。
もちろん、最初から明確な上限を決めるのが難しい場合もあります。それでも、

  • 貯金からいくら出すか
  • 毎月の収入からいくら出すか
  • 生活費はどこまで維持するか
  • 治療が長引いたらどうするか

を話しておくだけでも違います。

治療中は気持ちが揺れやすくなるので、元気なうちに話し合っておくことをおすすめします。

② 使える制度を先に調べる

私は後から制度を知ることが多かったので、今なら最初に調べます。確認するのは、

  • 高額療養費制度
  • 医療費控除
  • 自治体の助成金
  • 民間の医療保険

です。

制度を知っているだけで治療費が安くなるわけではありません。
でも、全部自分で払うと思っていたけれど、利用できる制度があると分かるだけでも、お金の見通しは変わります。

③ 領収書を最初から整理する

これは本当にやっておけばよかったと思っています。
不妊治療では、病院へ何度も通うため、領収書や診療明細書がどんどん増えます。

私は途中から一つのファイルにまとめて保管するようにしました。今なら治療開始日から、

  • 領収書
  • 診療明細書
  • 交通費
  • 助成金関係の書類
  • 医療保険関係の書類

をまとめて管理します。

「後から整理しよう」と思うと大変なので、最初から仕組みを作っておくのがおすすめです。


治療費のために貯金しておいてよかった

約100万円を超える支出を経験して、改めて感じたのが「治療前の貯金」です。

不妊治療は、「来月はいくらかかる?」という予測が難しいことがあります。
採卵や移植の予定が決まっていても、検査や薬、追加の治療などで支払いが変わる場合があります。

もし貯金がほとんどない状態だったら、「治療を続けたいけれど、お金がない」という状況になっていたかもしれません。

なぎ
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だから私は、不妊治療を始める前に、ある程度の生活防衛資金と治療費を分けて考えておくことをおすすめします。

治療費に全財産を使ってしまうのではなく、普段の生活を守るお金も残しておくことが大切です。


固定費を見直して、治療費に回せるお金を作った

治療が長くなるにつれて、私は毎月の固定費も見直しました。例えば、

  • 通信費
  • サブスク
  • 保険
  • その他の毎月の固定費

などです。

大きな節約を一度するよりも、毎月少しずつ支出を減らすほうが続けやすいこともあります。

私は、「生活を全部我慢する」というより、今は治療を優先する時期だから、お金の使い道の優先順位を変えると考えるようにしました。

不妊治療中だからといって、すべてを我慢する必要はありません。
でも、治療が長引く可能性を考えて、固定費などの「毎月自動的に出ていくお金」を一度見直してみるのはおすすめです。


「あといくら必要なのか分からない」が一番つらかった

不妊治療を経験して、一番つらかったのは、「100万円かかったこと」そのものではありません。
むしろ、あといくら必要なのか分からないことでした。

採卵があと何回必要なのか。移植は何回になるのか。次の治療で結果が出るのか。
誰にも分かりません。

毎月支払いをするたびに、「来月はいくら必要なんだろう」「この状態があと半年続いたらどうしよう」と考えていました。
お金が減っていく一方で、時間にも限りがあります。

だからこそ、治療費を完璧に予測することより、「もし長引いたらどうするか」を考えておくことのほうが大切だと感じています。


私が治療を経験して「やってよかった」と思う3つのこと

ここまでお金の話をしてきましたが、最後に「これはやってよかった」と思っていることを3つ紹介します。

① 治療費を準備していたこと

当たり前のように感じるかもしれませんが、治療費を準備していたことで、「今月の支払いができない」という不安を少し減らせました。

② 固定費を見直したこと

治療費以外の支出を見直すことで、毎月少しずつ治療に回せるお金を増やしました。
一度見直してしまえば、その後も効果が続く固定費から手をつけたのがよかったと思っています。

③ 転院を決断したこと

転院には費用がかかりました。それでも、私は転院してよかったと思っています。

不妊治療では、「安いから」「今まで通っていたから」という理由だけで治療を続けるのではなく、自分が納得できる治療を受けられているかも大切だと感じました。


【保存版】不妊治療を始める前のお金チェックリスト

最後に、私なら治療を始める前に確認する項目をまとめます。

治療費

□ 初診・検査にいくらかかるか確認した
□ タイミング法・人工授精・体外受精などの費用を確認した
□ 採卵1回あたりの費用を確認した
□ 胚移植にかかる費用を確認した
□ 薬・検査などの費用も確認した
□ 追加治療の費用を確認した

保険・制度

□ 高額療養費制度を確認した
□ 医療費控除について調べた
□ 自治体の助成制度を調べた
□ 加入している医療保険の給付対象を確認した

治療費以外

□ 通院交通費を確認した
□ 転院した場合の費用を確認した
□ サプリメントなどの費用を把握した
□ その他、自分が利用したいサービスの費用を確認した

家計

□ 治療に使える貯金額を確認した
□ 毎月いくらまで治療費に回せるか話し合った
□ 治療が半年続いた場合を想定した
□ 1年続いた場合も考えた
□ 生活防衛資金を残している
□ 固定費を一度見直した

書類

□ 領収書を保管する場所を決めた
□ 診療明細書を保管している
□ 交通費を記録する方法を決めた
□ 助成金の申請期限を確認した


まとめ|不妊治療のお金は「総額」だけでなく「先の見通し」を考える

不妊治療にかかる費用は、人によって大きく異なります。
私の場合、2025年度時点で実際に支払った金額は1,044,580円、約104万円でした。

その後も治療を続け、現在は採卵7回を経験しています。
私が治療を経験して感じたのは、1回いくらか」だけを考えていると、実際の家計への影響を見誤りやすいということです。

  • 採卵を複数回行う可能性
  • 先進医療や検査に費用がかかる可能性
  • 転院によって新たな検査費用が発生する可能性
  • 交通費やその他の支出

こうしたものが少しずつ積み重なっていきます。だからこそ、治療を始める前に、

  • 治療費
  • 高額療養費制度
  • 医療費控除
  • 自治体の助成金
  • 医療保険
  • 治療費以外の支出
  • 治療が長引いた場合の家計

を一度整理しておくことをおすすめします。

私自身、もっと早くこれらを知っていれば、「あといくら必要なんだろう」という漠然とした不安を、もう少し小さくできたと思っています。

不妊治療は、身体的にも精神的にも負担があります。
そこに「お金の不安」まで重なると、治療そのものに集中することも難しくなります。

だからこそ、治療費を正確に予測することより、「分からない部分も含めて備えておく」こと。
それが、私が不妊治療を経験して一番伝えたいことです。

このブログでは、私自身が治療中に「もっと早く知っておけばよかった」と感じたお金の制度や、実際に利用した方法をまとめています。

これから不妊治療を始める方が、少しでも「知らなかった」ことで困ることが減れば嬉しいです。


よくある質問(FAQ)

Q
不妊治療は保険適用なら、それほどお金はかかりませんか?
A

必ずしもそうとは限りません。

2022年4月から体外受精・顕微授精などの基本的な生殖補助医療が保険適用となりましたが、治療内容や回数によって自己負担額は変わります。
また、先進医療など保険診療とは別に費用が発生する場合があります。

私の場合、2025年度時点で実際の支出は約104万円でした。
ただし、これは私自身のケースであり、すべての方に同じ金額がかかるわけではありません。


Q
不妊治療は100万円かかるのが普通ですか?
A

いいえ。100万円が一般的な金額という意味ではありません。
治療内容や回数によって費用は大きく異なります。

私は採卵を複数回経験し、先進医療、転院時の検査、交通費なども重なったため、2025年度時点で約104万円になりました。

「100万円かかる」と決めつけるのではなく、「治療が長引くと支出が大きくなる可能性がある」と考えて準備することをおすすめします。


Q
一番お金がかかった治療は何ですか?
A

私の場合は採卵です。
2025年度時点では、採卵4回で525,550円かかりました。

その後も治療を続け、現在は採卵7回を経験しています。


Q
治療費以外にどんなお金がかかりましたか?
A

私の場合は、

  • サプリメント
  • 鍼灸
  • 通院交通費
  • 転院後の検査
  • セカンドオピニオンなど

にも費用がかかりました。

特にサプリメント・鍼灸・交通費だけでも、2025年度時点で合計274,760円でした。
ただし、これらはすべての人に必要な費用ではありません。


Q
不妊治療で高額療養費制度は使えますか?
A

保険適用となる医療費については、高額療養費制度の対象になる場合があります。
一方、先進医療の技術料など、保険診療とは扱いが異なる費用もあります。

現在の制度や自己負担上限については、最新の厚生労働省の情報をご確認ください。


Q
不妊治療の助成金は誰でももらえますか?
A

いいえ。自治体によって対象となる治療、年齢、医療機関、助成額、申請期限などが異なります。

私自身は自治体の制度を利用して約15万円の助成を受けましたが、同じ金額をすべての人が受け取れるわけではありません。

お住まいの自治体の最新情報を確認してください。


Q
不妊治療で医療保険の給付金を受け取れることはありますか?
A

ありますが、すべての医療保険が対象になるわけではありません。
私の場合は、加入していた医療保険から、これまでに572,000円の給付を受けました。

契約内容によって対象となる治療や給付条件が違うため、加入している保険会社へ確認することをおすすめします。


Q
不妊治療を始める前に、いくら貯金しておけばいいですか?
A

「○万円あれば十分」とは言えません。
治療内容や回数によって必要な金額が変わるからです。

私なら、治療費だけでなく普段の生活費も考えたうえで、「半年続いたらどうする?」「1年続いたらどうする?」と考えて、無理のない範囲で治療費を準備します。


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「治療費はいくら?」だけではなく、「使える制度は何がある?」まで知っておくと、不妊治療のお金について考えやすくなります。

私自身の実体験が、これから治療を始める方の準備に少しでも役立てば嬉しいです。

この記事を書いた人

「なぎ」

30代でAMH0.6(卵巣予備能が低い状態)と診断され、不妊治療を開始。
採卵や転院を経験し、保険適用後も総額100万円を超える治療費を経験しました。

このブログでは、自身の体験と、公的機関が公開している制度情報をもとに、不妊治療のお金・制度・仕事との両立・ライフプランについて発信しています。

専門家ではありませんが、一人の当事者として、「もっと早く知っていれば」と感じたことを、これから治療を始める方にも分かりやすく届けたいという思いで記事を書いています。

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