【2026年最新】不妊治療の医療保険は必要?採卵7回の私が57.2万円受け取った体験談|加入・請求・先進医療を解説

不妊治療の医療保険は必要?57.2万円受け取った体験談 医療保険

「不妊治療を始めるなら、医療保険に入っておいた方がいい?」
「もう治療を始めているけれど、今から医療保険に加入できる?」
「採卵や胚移植で保険金が出るって本当?」
「先進医療特約は必要なの?」

不妊治療を始めると、治療費だけでなく「医療保険」についても気になるようになります。

私自身、以前は医療保険について、「病気や入院に備えるもの」というくらいの認識しかありませんでした。

ところが、不妊治療を始めてみると、採卵や胚移植、先進医療などで医療費がかかり、加入していた医療保険から実際に給付金を受け取ることになりました。

これまでに私は採卵7回、胚移植、転院、先進医療などを経験しています。
その中で、加入していた医療保険から受け取った給付金は、これまでに合計572,000円

ただし、これは「医療保険に入れば誰でも同じ金額を受け取れる」という意味ではありません。
保険会社・商品・加入時期・契約内容によって、給付対象や金額は大きく異なります。

だからこそ、この記事では、「医療保険は絶対に必要」とおすすめするのではなく、

  • 不妊治療で医療保険が使えるケース
  • 採卵・胚移植・先進医療の保障
  • 高額療養費制度との違い
  • 私が実際に572,000円受け取った内容
  • 保険金を請求するときの流れ
  • 私が途中から「まとめて請求」に変えた理由
  • 妊娠・出産前に医療保険を確認しておきたい理由
  • これから医療保険を考える人が確認したいポイント

を、実体験を交えながらまとめます。

「医療保険に入るべきか迷っている」という方が、自分の家計や治療状況に合わせて考えるきっかけになれば嬉しいです。

※この記事は2026年9月時点での情報と私自身の体験をもとにしています。保険金の支払条件や加入条件は保険会社・商品・契約内容によって異なります。具体的な保障内容については、加入中または検討中の保険会社へ確認してください。

  1. 結論|医療保険は「全員に必要」ではない。でも私は入っていてよかった
  2. 私が実際に受け取った医療保険の給付金
  3. なぜ不妊治療で医療保険の給付金を受け取れることがあるの?
  4. 不妊治療で医療保険の対象になる可能性があるもの
  5. 医療保険の対象にならないことが多い費用にも注意
  6. 高額療養費制度と医療保険は何が違う?
  7. 私が医療保険に入っていてよかったと感じた3つの理由
    1. ① 治療費の負担を軽くできた
    2. ② 先進医療を選択するときの心理的な負担が減った
    3. ③ 「治療を続けられる」という安心感があった
  8. 医療保険は不妊治療を始めてからでも加入できる?
  9. 妊娠してから医療保険を考えても大丈夫?
  10. 私が実際に医療保険を請求した方法【5ステップ】
    1. STEP1|領収書・診療明細書を保管する
    2. STEP2|保険会社に「今回の治療は給付対象か」を確認する
    3. STEP3|必要書類を確認する
    4. STEP4|必要書類を提出する
    5. STEP5|保険金が振り込まれる
  11. 保険金は「その都度請求」と「まとめて請求」、どちらがいい?
  12. 不妊治療中に医療保険を考えるなら確認したい7つのポイント
  13. 医療保険に入らない選択肢もある
  14. 私なら「医療保険に入るか」より先に、この3つを確認する
    1. ① 今加入している医療保険
    2. ② 公的制度
    3. ③ 自分の貯蓄
  15. 私が採卵7回を経験して感じた「保険の役割」
  16. 医療保険は「得するため」ではなく「選択肢を残すため」
  17. こんな人は医療保険を一度確認してみて
  18. まとめ|不妊治療の医療保険は「入るべき」ではなく「自分に必要か」で考える
  19. よくある質問(FAQ)

結論|医療保険は「全員に必要」ではない。でも私は入っていてよかった

最初に、私自身の結論をお伝えします。
私は、不妊治療を始める前から医療保険に加入していて、本当によかったと感じています。

理由は、実際に不妊治療に関する給付金を受け取ることができたからです。これまでに、

  • 採卵4回分:325,000円
  • 胚移植1回分:25,000円
  • 先進医療:222,000円

合計572,000円の給付金を受け取りました。

ただし、現在の私は採卵7回を経験していますが、この572,000円は「すでに保険会社へ請求した採卵4回分に対して受け取った金額」です。
※残り3回をまだ請求していない理由は、後ほど説明します。

また、すべての医療保険で同じような給付を受けられるわけでもありません。

だから私は、「不妊治療をするなら絶対に医療保険に入るべき」とは思っていません。
むしろ、自分の治療内容と家計に、医療保険が合っているかを確認することが大切だと考えています。


私が実際に受け取った医療保険の給付金

まず、私が実際に受け取った金額を公開します。

内容実際に受け取った給付金
採卵4回分325,000円
胚移植1回分25,000円
先進医療222,000円
合計572,000円

※私が加入していた医療保険で実際に受け取った金額です。現在の契約内容や他社の保険で同じ金額が支払われることを意味するものではありません。

この金額を見たとき、私は改めて、治療を始める前から加入していてよかったと感じました。

不妊治療は、1回で終わるとは限りません。
私自身も採卵を繰り返し、現在までに7回経験しています。

治療が長くなるほど、「次の採卵にはいくらかかるんだろう」「また治療費が必要になるな」という不安も大きくなりました。

そんなときに給付金が振り込まれると、単純に金額面だけではなく、もう一度治療を続けられるという安心感にもつながりました。


なぜ不妊治療で医療保険の給付金を受け取れることがあるの?

ここは少し分かりにくいところです。
「不妊治療は公的医療保険の対象なのだから、民間の医療保険でも必ず給付される」と思ってしまうかもしれません。

しかし、公的医療保険と民間の医療保険は別物です。

公的医療保険は、保険診療の医療費について自己負担を軽減する仕組みです。
一方、民間の医療保険は、契約内容に定められた条件を満たした場合に、入院給付金や手術給付金、先進医療給付金などを受け取る仕組みです。

そのため、「保険診療だから民間の医療保険から必ずお金が出る」わけではありません


不妊治療で医療保険の対象になる可能性があるもの

保障内容によって異なりますが、私自身は次のような治療で給付金を受け取りました。

採卵

医療保険の商品によっては、採卵が手術給付金の対象となる場合があります。
私自身も採卵について給付金を受け取りました。

ただし、「採卵=どの医療保険でも給付される」とは限りません。
加入している保険の約款や給付条件を確認する必要があります。

「採卵をしたら保険金が出るらしい」とネットの情報だけで判断せず、保険会社に確認するのがおすすめです。

胚移植

胚移植についても、契約内容によって給付対象となる場合があります。
私自身は胚移植1回について25,000円の給付金を受け取りました。

ただし、これも保険会社や商品によって取り扱いが異なります。
「採卵は対象だけど胚移植は対象外」という可能性もあるため、自分の契約内容を確認しておきましょう。

先進医療

私が特に「加入していてよかった」と感じたのが、先進医療に対する保障でした。私が受けた治療では、

  • EMMA/ALICE
  • タイムラプス培養
  • ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(PICSI)

などについて、合計222,000円の給付金を受け取りました。

先進医療では、先進医療に係る費用は原則として全額自己負担となります。
ただし、通常の診察・検査・投薬などの保険診療部分は、一般の保険診療と同様に扱われます。

そのため、「先進医療を受けた費用は全部自己負担」と単純に考えるのではなく、どの部分が先進医療にかかる費用なのかを確認することが大切です。

また、先進医療の対象となる技術は変更されることがあります。
「この治療は先進医療だから必ず保障される」とは考えず、現在の対象状況と自分の保険契約の両方を確認してください。


医療保険の対象にならないことが多い費用にも注意

医療保険に加入していても、不妊治療にかかる費用すべてが給付対象になるわけではありません。

  • 通常の診察
  • 採血
  • 超音波検査
  • 薬代
  • サプリメント
  • 通院交通費
  • 鍼灸
  • その他の保険外費用

などは、契約内容によって保障されないことがあります。

そのため、「医療保険に入っているから、不妊治療費はほとんど戻ってくる」とは考えない方がいいでしょう。

私自身も、給付金を受け取った一方で、保険の対象にならなかった費用もたくさん支払いました。


高額療養費制度と医療保険は何が違う?

ここは、不妊治療のお金を考えるうえで非常に重要です。

高額療養費制度民間の医療保険
種類公的制度民間保険
目的保険診療の自己負担を一定額まで抑える契約条件に応じて給付金を受け取る
金額所得区分などで決まる契約内容によって異なる
対象原則として保険診療約款・契約内容による
先進医療先進医療に係る費用は対象外特約などで保障される場合がある
  • 高額療養費制度=医療費の自己負担を抑える仕組み
  • 民間の医療保険=契約内容に応じて給付金を受け取る仕組み

私は不妊治療中、この2つを組み合わせて家計を支えています。
「どちらか一方」ではなく、役割が違う制度として考えると分かりやすいと思います。


私が医療保険に入っていてよかったと感じた3つの理由

① 治療費の負担を軽くできた

やはり一番大きかったのは、実際に給付金を受け取れたことです。

不妊治療は、1回あたりの費用だけを見ると、「何とか払えるかな」と思ってしまうことがあります。
でも、それが何度も続くと家計への負担は大きくなります。

私も採卵を7回経験する中で、それを実感しました。
給付金があることで、その負担を少し軽くすることができました。

② 先進医療を選択するときの心理的な負担が減った

先進医療は、保険診療とは別に費用が発生します。
「この治療を受けたいけれど、費用が気になる」と迷う場面もありました。

私の場合は先進医療に対する給付金を受け取れたため、「費用だけを理由に諦めなくてもいいかもしれない」と思えたことが大きかったです。

もちろん、保険金があるからといって、医学的に必要のない治療を受けた方がいいという意味ではありません。

医師から説明を受けたうえで、自分が納得できる治療を選ぶ。
そのときに、経済的な選択肢が少し増えたことがありがたかった、という意味です。

③ 「治療を続けられる」という安心感があった

不妊治療は、結果を自分でコントロールできません。
治療費を払っても、次の周期に進めるとは限りません。

だからこそ、私は給付金を受け取ったことで、「次の治療費をどうしよう」という不安が少し軽くなりました。

なぎ
なぎ

私にとって医療保険は、得をするためのもの」ではなく、「治療を続けるための選択肢を残すものだと思っています。


医療保険は不妊治療を始めてからでも加入できる?

ここは注意してほしいポイントです。
「不妊治療を始めたけれど、今から医療保険に入りたい」という方もいると思います。

ただし、医療保険への加入時には健康状態などについて告知を求められることがあり、その内容によっては、

  • 通常どおり加入できる
  • 特定の条件が付く
  • 加入できない

などの取り扱いになる可能性があります。

また、加入できたとしても、現在の治療や特定の部位・疾病などが保障対象外になる場合もあります。
そのため、「不妊治療を始めてからでも、今までと同じ保障の保険に入れる」とは考えない方が安心です。

私自身は、不妊治療を始める前から医療保険に加入していました。
当時はまさか不妊治療で使うことになるとは思っていませんでした。

今振り返ると、健康なときに保障内容を確認しておいてよかったと感じています。
ただし、「だから今すぐ保険に加入すべき」という話ではありません。

すでに治療中の方は、まず加入できるかどうか、現在の治療が保障対象になる可能性があるかを保険会社へ確認することが大切です。


妊娠してから医療保険を考えても大丈夫?

妊娠・出産についても、医療保険を考えるタイミングは重要です。
妊娠・出産は正常分娩だけで終わる場合もありますが、帝王切開などの手術や入院が必要になるケースもあります。

そのため、「いつか妊娠・出産するかもしれない」と考えているなら、妊娠前の段階で現在の医療保険を確認しておくのも一つの方法です。

一方で、「妊娠してからでは絶対に加入できない」という意味ではありません。
加入条件や保障内容は保険会社・商品によって異なります。

妊娠後でも加入できる商品がある一方、妊娠の時期や健康状態によって条件が付くこともあります。

だから私は、「妊娠してから慌てて考える」のではなく、妊娠前に一度確認しておくことをおすすめします。


私が実際に医療保険を請求した方法【5ステップ】

ここからは、実際に給付金を請求したときの流れを紹介します。
「保険金を請求するのは難しそう」と思っていた私ですが、一度流れが分かれば、それほど複雑ではありませんでした。

STEP1|領収書・診療明細書を保管する

採卵、胚移植、先進医療などを受けたら、まず書類を保管します。
私はクリニックでもらった書類をまとめて保管していました。

特に、次のような書類は捨てずに保管しておくと安心です。

  • 領収書
  • 診療明細書
  • 先進医療に関する書類
  • その他、医療機関から受け取った書類

あとで保険会社へ確認するときにも役立ちました。

STEP2|保険会社に「今回の治療は給付対象か」を確認する

ここで重要なのは、自分で「これは対象だろう」と判断しないこと。
採卵や胚移植などの治療名を伝えて、「この治療は給付対象になりますか?」と保険会社へ確認します。

必要であれば、「手術給付金の対象になりますか?」「先進医療給付金の対象になりますか?」など、具体的に聞いてみましょう。

STEP3|必要書類を確認する

保険会社によって、必要書類は異なります。
例えば、次のような書類が必要になる場合があります。

  • 保険金請求書
  • 診療明細書
  • 領収書
  • 医療機関の証明書
  • その他の指定書類

特に、医療機関に証明書を作成してもらう場合は、発行手数料がかかることがあります。

なぎ
なぎ

私自身、これを経験して、請求するたびに証明書をお願いすると、その分の手間や費用もかかるんだと気付きました。

STEP4|必要書類を提出する

書類がそろったら、保険会社へ提出します。
現在はオンラインで請求できる保険会社もありますが、対応方法は保険会社によって異なります。

自分の契約している保険会社の案内に従って手続きをしましょう。

STEP5|保険金が振り込まれる

審査・確認が行われ、給付対象となれば保険金が支払われます。
支払いまでにかかる期間も保険会社や請求内容によって異なります。

そのため、「何日で振り込まれる?」という点も、請求時に確認しておくと安心です。


保険金は「その都度請求」と「まとめて請求」、どちらがいい?

私自身、最初は治療が終わるたびに請求していました。
「治療が終わったら、すぐに請求した方がいい」と思っていたからです。

ところが、先進医療の請求を経験して、医療機関の証明書には発行手数料がかかる場合があることを知りました。

なぎ
なぎ

これが最初に説明した採卵7回中、4回分しかまだ請求していない理由です。
まとめて請求した方が、発行手数料を抑えられるからです。

採卵のたびに、

  • 証明書を発行してもらう
  • 書類を準備する
  • 保険会社へ請求する

という作業を繰り返すのは、思っていた以上に大変でした。

そこで私は途中から、1年間の治療分をまとめて請求する方法に変更しました。

その結果、次のようなメリットを感じました。

  • 証明書の発行回数を減らせた
  • 書類をまとめて管理できた
  • 保険会社への請求回数を減らせた

ただし、これはあくまで私の場合です。

「すぐに給付金を受け取りたい」という方なら、その都度請求する方が合っているかもしれません。
また、保険会社によって請求期限や必要書類、まとめて請求できる条件などが異なる場合があります。

自分にとって負担の少ない方法を、保険会社に確認して決めるのがおすすめです。


不妊治療中に医療保険を考えるなら確認したい7つのポイント

医療保険への加入や見直しを検討するなら、私は次の7つを確認します。

① 採卵は給付対象になる?

採卵について手術給付金の対象となる商品があります。
ただし、商品・契約内容によって異なるため、必ず確認しましょう。

② 胚移植は給付対象になる?

胚移植についても給付対象となる場合があります。
採卵とは別に確認しておくと安心です。

③ 先進医療特約は付いている?

不妊治療では先進医療を利用する可能性があります。
現在加入している保険に先進医療特約が付いているか確認してみましょう。

④ 給付金はいくら?

「給付対象かどうか」だけでなく、実際にいくら支払われるのかも重要です。

⑤ 給付回数に制限はある?

治療を繰り返す場合、「何回まで給付対象になるのか」を確認しておきましょう。

⑥ 現在の治療は保障対象になる?

すでに不妊治療を始めている場合は、加入できるかどうかだけでなく、現在の治療が保障対象になるのかも確認することが大切です。

⑦ 保険料と受け取れる保障のバランスは合っている?

給付金だけを見て、「たくさんもらえるから、この保険がいい」と判断するのはおすすめしません。
毎月の保険料を長期間支払う必要があるからです。
保険料と保障内容を合わせて考えましょう。


医療保険に入らない選択肢もある

ここまで読むと、「やっぱり医療保険に入った方がいいのかな」と思うかもしれません。

でも、私はそうは考えていません。
医療保険に加入せず、貯蓄で医療費に備えるという考え方もあります。例えば、

  • 十分な貯蓄がある
  • 毎月の保険料を払うより現金を手元に残したい
  • 公的制度を利用しながら対応できる
  • 不妊治療以外の医療費も含めて貯蓄で備えたい

という人なら、医療保険に入らない選択も考えられます。逆に、

  • 貯蓄だけでは医療費が心配
  • 採卵や手術などの保障が欲しい
  • 先進医療への備えも考えたい
  • 医療費が発生したときの家計への影響を抑えたい

という人なら、医療保険を検討する意味があります。

大切なのは、「みんなが入っているから」ではなく、「自分の家計に必要か」で判断することです。


私なら「医療保険に入るか」より先に、この3つを確認する

これから不妊治療を始める方なら、私はいきなり保険商品を探すより、まず次の3つを確認します。

① 今加入している医療保険

すでに加入しているなら、新しく入る前に、

  • 採卵
  • 胚移植
  • 先進医療
  • 入院・手術

が保障対象になるか確認します。

意外と、すでに持っている保障が使えることがあります。

② 公的制度

  • 高額療養費制度
  • 医療費控除
  • 不妊治療に関する公的制度

を確認します。

民間保険だけで考えるのではなく、公的制度と合わせて考えることが大切です。

▼ 公的制度についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

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③ 自分の貯蓄

最後に、治療が長引いた場合、貯蓄だけでどこまで対応できるかを考えます。

例えば、「採卵があと2回必要になったら?」「移植を複数回することになったら?」「先進医療を受けることになったら?」と考えてみます。

そこで家計に大きな不安があるなら、医療保険を含めて備え方を検討します。


私が採卵7回を経験して感じた「保険の役割」

私は現在までに採卵を7回経験しています。
もちろん、最初から「7回も採卵することになる」と分かっていたわけではありません。

治療を始めたときは、「何回か治療すれば終わるだろう」くらいに考えていました。
でも、思うように結果が出ず、治療が続いていきました。

その中で感じたのは、不妊治療のお金は、1回分だけ考えていても足りないということです。

採卵1回の費用だけではなく、

  • 次の採卵
  • 胚移植
  • 検査
  • 先進医療
  • 通院
  • 交通費

などが積み重なっていきます。

さらに治療が長引けば、仕事や生活への影響も考える必要があります。

なぎ
なぎ

だからこそ私は、保険で得をするか」ではなく、「治療が長引いたときに家計をどう守るかという視点で医療保険を見るようになりました。


医療保険は「得するため」ではなく「選択肢を残すため」

572,000円の給付金を受け取ったからといって、「医療保険に入っていたから得をした」とだけ考えているわけではありません。

もちろん、金額面では大きな助けになりました。
でも、それ以上に、治療費を理由に選択肢を狭めなくていいかもしれないと思えたことが大きかったです。

不妊治療は、医学的な判断だけでなく、家計とのバランスも考えながら進める必要があります。

だから私は、医療保険を検討するときも、「保険金がいくらもらえるか」だけではなく、この保険があることで、自分はどんな不安を減らせるのかまで考えることをおすすめします。


こんな人は医療保険を一度確認してみて

次のような方は、現在加入している医療保険や、これから加入を検討する保険について、一度確認してみてもいいと思います。

  • これから不妊治療を始める
  • 採卵や胚移植を予定している
  • 先進医療を受ける可能性がある
  • 医療費を貯蓄だけで負担することに不安がある
  • すでに医療保険に加入しているが保障内容を把握していない
  • 妊娠・出産に向けて医療保障を整理したい

一方で、

  • 十分な貯蓄がある
  • 保険料を払うより貯蓄を優先したい
  • 公的制度と貯蓄で対応できると考えている

という場合は、無理に加入する必要はありません。


まとめ|不妊治療の医療保険は「入るべき」ではなく「自分に必要か」で考える

不妊治療を始めると、治療費のことばかりに目が行きます。私もそうでした。

でも、採卵を7回経験した今振り返ると、治療費をどう払うか」だけではなく、「治療が長引いたときに家計をどう守るかを考えておくことが大切だったと感じています。

私自身は、治療開始前から加入していた医療保険から、合計572,000円の給付金を受け取ることができました。その中には、

  • 採卵4回分
  • 胚移植1回分
  • 先進医療

に対する給付が含まれています。

ただし、これはあくまで私の契約での実例です。

医療保険は商品や契約内容によって保障が大きく異なるため、「採卵なら必ず給付される」
「先進医療なら必ず全額もらえる」とは考えないようにしてください。

これから不妊治療を始める方は、まず、

  1. 今加入している保険の保障内容を確認する
  2. 高額療養費などの公的制度を確認する
  3. 自分の貯蓄でどこまで治療費に対応できるか考える
  4. そのうえで医療保険が必要か判断する

という順番がおすすめです。

そして、すでに不妊治療を始めている方も、「もう遅いから保険は関係ない」と決めつけず、現在の契約内容を一度確認してみてください。

私自身、治療を始める前は、まさか自分が医療保険から給付金を受け取ることになるとは思っていませんでした。

だからこそ今は、保険に入るかどうか」より、「自分がどんなリスクに、どう備えたいのかを考えることが一番大切だと思っています。

不妊治療は、先の予定を完全に決めることが難しいからこそ、治療費・公的制度・貯蓄・保険を組み合わせて、無理なく続けられる家計を作っていきましょう。


よくある質問(FAQ)

Q
不妊治療で医療保険の給付金はもらえますか?
A

契約内容によっては、採卵や胚移植などが手術給付金の対象となる場合があります。
また、先進医療特約が付いている場合、対象となる先進医療について給付を受けられる可能性があります。

ただし、保障内容は保険会社・商品・契約内容によって異なるため、加入している保険会社へ確認してください。


Q
採卵をすると必ず手術給付金がもらえますか?
A

いいえ。採卵が手術給付金の対象となる商品はありますが、すべての医療保険で給付されるとは限りません。

加入している保険の約款や給付条件を確認する必要があります。


Q
胚移植も医療保険の対象になりますか?
A

契約内容によっては対象となる場合があります。

私自身は胚移植1回について25,000円の給付金を受け取りました。
ただし、これは私の加入していた保険での実例です。


Q
先進医療は高額療養費制度の対象ですか?
A

先進医療に係る費用は、高額療養費制度の対象となる保険診療部分とは別に考える必要があります。
先進医療を受けた場合でも、通常の治療と共通する保険診療部分には公的医療保険が適用される場合があります。

具体的な費用については医療機関へ確認してください。


Q
不妊治療を始めた後でも医療保険に加入できますか?
A

加入できるかどうかは、保険会社や商品、告知内容などによって異なります。
加入できたとしても、現在の治療などが保障対象外となる場合もあります。

「治療中だから絶対に加入できない」「加入すれば現在の治療も保障される」と決めつけず、保険会社へ確認することが大切です。


Q
医療保険の保険金はいつ請求するのがおすすめですか?
A

その都度請求する方法と、まとめて請求する方法があります。

私自身は、最初はその都度請求していましたが、医療機関の証明書発行などの費用と手間を減らすため、途中からまとめて請求する方法に変更しました。

ただし、請求期限や必要書類などは保険会社によって異なるため、事前に確認してください。


Q
妊娠してから医療保険に入っても大丈夫ですか?
A

妊娠後でも加入できる商品はありますが、加入条件や保障内容は保険会社・商品によって異なります。

妊娠の時期や健康状態などによって条件が付く場合もあるため、妊娠前に一度保障内容を確認しておくと安心です。


Q
医療保険に入らず、貯金だけで備えるのはありですか?
A

もちろん選択肢の一つです。十分な貯蓄があり、公的制度も利用しながら医療費に対応できるのであれば、保険料を支払わず貯蓄で備える方法もあります。

医療保険は「全員が入るべきもの」ではありません。自分の家計にとって必要かどうかで判断しましょう。


この記事を書いた人

「なぎ」

30代でAMH0.6(卵巣予備能が低い状態)と診断され、不妊治療を開始。
採卵や転院を経験し、保険適用後も総額100万円を超える治療費を経験しました。

このブログでは、自身の体験と、公的機関が公開している制度情報をもとに、不妊治療のお金・制度・仕事との両立・ライフプランについて発信しています。

専門家ではありませんが、一人の当事者として、「もっと早く知っていれば」と感じたことを、これから治療を始める方にも分かりやすく届けたいという思いで記事を書いています。

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