年に一度は見直したい家計のこと|支出・貯金・暮らしの目標

年に一度は見直したい家計のこと|支出・貯金・暮らしの目標 家計管理

「毎月の家計管理はしているけれど、今の貯金額で大丈夫なのか気になる」

「固定費や生活費を見直したいけれど、何から確認すればよいかわからない」

このように感じることはありませんか?

毎月の収入と支出を把握することは大切ですが、それだけでは一年を通してどのくらいお金を使ったのか、貯金がどのくらい増えたのかを十分に振り返れないこともあります。

そこで取り入れたいのが、年に一度の家計の見直しです。

年間の支出や貯金額を振り返ることで、普段は気づきにくいお金の使い方や、これから準備したい支出が見えてきます。

この記事では、年に一度見直したい家計の項目や、無理なく家計管理を続けるためのポイントを紹介します。

家計は年に一度見直すのがおすすめ

毎月の家計管理では、その月の収入と支出を確認し、予算から大きく外れていないかをチェックすることが中心になります。

一方、年に一度の見直しでは、年間を通して家計がどう変化したかを確認します。

例えば、次のようなことを振り返ります。

  • 一年間でどのくらいお金を使ったか
  • 貯金額は予定どおり増えたか
  • 毎月の固定費に見直せるものはないか
  • 来年、大きな支出が発生する予定はないか
  • 今の家計管理が自分たちの暮らしに合っているか

一年分の支出を確認すると、毎月の生活費だけでなく、税金や保険料、家電の買い替え、旅行など、特定の時期に発生する支出も振り返りやすくなります。

また、収入や働き方、家族の状況が変わった場合は、以前に決めた予算が合わなくなっていることもあります。

年に一度、家計全体を確認する機会を設けることで、今の暮らしに合ったお金の管理方法を考えやすくなります。

年末や年度末、誕生日など、毎年振り返りやすい時期を決めておくと続けやすいでしょう。

年に一度見直したい家計の項目7つ

1.一年間の収入と支出を振り返る

最初に確認したいのは、一年間でどのくらいの収入があり、何にお金を使ったかということです。

毎月の家計簿をつけている場合は、記録をもとに年間の収支を振り返ります。

家計簿を細かくつけていない場合でも、銀行口座やクレジットカードの明細などを確認すれば、大まかな支出を把握できます。

確認したい項目は、例えば次のとおりです。

  • 食費や日用品費
  • 水道光熱費や通信費
  • 家賃や住宅ローンなどの住居費
  • 保険料
  • 交通費や車にかかる費用
  • 趣味や旅行などの娯楽費
  • 税金や年払いのサービスなどの不定期な支出

ここで大切なのは、使いすぎた項目を探して反省することだけを目的にしないことです。

例えば、旅行費用が増えていても、家族にとって大切な時間を過ごすための支出であれば、必ずしも減らす必要はありません。

反対に、あまり利用していないサービスにお金を払い続けている場合は、見直す余地があるかもしれません。

支出の金額だけで判断せず、自分たちの暮らしに合った使い方ができているかを確認しましょう。

2.毎月の固定費を見直す

固定費は、一度見直すと、その後も節約効果が続きやすい支出です。

毎月の支払いに慣れてしまうと、契約内容を確認する機会が少なくなりがちですが、年に一度は見直してみましょう。

例えば、次のような項目があります。

  • スマートフォンの料金プラン
  • インターネット回線の料金
  • 利用頻度が低いサブスクリプション
  • 保険の保障内容と保険料
  • 電気やガスの契約プラン
  • 住宅や車に関する契約・維持費

私自身、スマートフォン代を月約7,000円から約2,000円に見直したことがあります。

月々の差額は約5,000円ですが、一年間では約60,000円になります。

また、利用状況を振り返り、Netflixの契約も解約しました。月約900円のサービスでも、一年間では約10,800円の差になります。

このように、毎月の金額は小さく感じても、年間で考えると家計への影響が見えてきます。

ただし、安さだけを優先すると、通信品質や必要な保障などに不都合が生じることもあります。

契約を変更する前に、現在の利用状況や解約条件、変更後のサービス内容を確認しましょう。

固定費の見直し方については、こちらの記事でも紹介しています。

節約が苦手でも始めやすい固定費の見直し5選|無理なく続けるコツ
節約が苦手な人でも始めやすい固定費の見直し方法を5つ紹介。スマホ代やサブスク、インターネット回線、保険料、光熱費の確認ポイントと、無理なく節約を続けるコツを解説します。

3.一年間で貯金がどのくらい増えたか確認する

次に、貯金額の変化を確認します。

年初と年末の貯金額を比べると、一年間でどのくらい増減したかを把握できます。

例えば、次のように整理します。

  • 年初の貯金額
  • 一年間で貯金した金額
  • 貯金から取り崩した金額
  • 年末の貯金額

貯金が予定どおり増えていれば、今の貯金計画を続けることを検討できます。

一方、思ったほど増えていなかった場合も、すぐに失敗と考える必要はありません。

家電の買い替えや旅行、引っ越しなど、大きな支出があった可能性もあります。

大切なのは、貯金額が変化した理由を確認し、来年の計画に反映することです。

また、貯金の目的ごとに分けて管理している場合は、それぞれの残高も確認しておくとよいでしょう。

例えば、生活防衛資金、数年以内に使う予定のお金、将来に向けた長期的な資金では、必要な金額や準備する期間が異なります。

目的に合ったペースで準備できているかを確認してみましょう。

4.来年予定している大きな支出を整理する

一年間の支出を振り返ったら、次は来年のお金について考えます。

家計が苦しくなる原因の一つに、毎月の生活費とは別に発生する大きな支出があります。

例えば、次のようなものです。

  • 車検や車の買い替え
  • 家電の買い替え
  • 引っ越しや住宅関連の費用
  • 旅行や帰省の費用
  • 税金や年払いの保険料
  • 冠婚葬祭に関する費用
  • 子どもの教育費など、時期がわかっている支出

こうした支出は、発生する時期や金額をある程度予測できるものもあります。

予定がわかっている支出については、必要な金額を見積もり、毎月少しずつ準備しておく方法があります。

例えば、一年後に12万円必要になる予定がある場合、単純に12か月で割ると月1万円が目安になります。

実際には、準備を始める時期やほかの支出との兼ね合いによって必要な積立額は変わりますが、早めに把握しておくことで、特定の月に負担が集中するのを防ぎやすくなります。

来年のカレンダーを見ながら、大きな支出が発生しそうな時期を書き出してみましょう。

5.生活防衛資金や急な出費への備えを確認する

予定している支出だけでなく、急な出費への備えも確認しておきたい項目です。

病気やけがによる収入減、突然の故障や修理など、いつ発生するかわからない支出もあります。

こうした場合に備えるため、普段の生活費とは別に、すぐに使える資金を準備しておくことが大切です。

必要な金額は、毎月の生活費や収入の安定性、家族構成などによって異なります。

例えば、収入が一時的に減った場合でも、住居費や食費などの基本的な支出をまかなえるかを考えてみましょう。

また、生活防衛資金と、旅行や車の買い替えなど目的が決まっている貯金は、できるだけ分けて管理すると状況を把握しやすくなります。

年に一度、現在の貯金額が自分たちの生活に合っているかを確認し、必要に応じて目標を見直してみてください。

急な出費への備え方については、こちらの記事も参考にしてください。

急な出費に慌てないために|わが家で考えているお金の備え方
急な出費に慌てないためのお金の備え方を解説。家電の故障や冠婚葬祭、税金などの不定期な支出を整理し、生活防衛資金や目的別の貯金を考える方法、無理なく備えるためのポイントを紹介します。

6.暮らしの目標やお金の使い方を見直す

家計を見直すときは、支出を減らすことだけでなく、これからどのような暮らしをしたいかも考えてみましょう。

一年経つと、仕事や生活環境、将来に対する考え方が変わることもあります。

例えば、次のようなことを振り返ってみます。

  • 来年も続けたい趣味や楽しみは何か
  • 旅行や外食などに使いたいお金はあるか
  • 働き方や住まいについて考えたいことはあるか
  • 将来に向けて優先的に準備したいお金は何か
  • 反対に、減らしても困らない支出はあるか

節約を続けていても、暮らしの満足度が下がってしまうと、長続きしない場合があります。

そのため、すべての支出を一律に減らすのではなく、自分たちにとって大切なことにはお金を使い、優先度が低い部分を見直す考え方も大切です。

夫婦で家計を管理している場合は、お互いが大切にしたいことを話し合う時間を設けるのもよいでしょう。

家計の数字だけでなく、これからの暮らしの希望も確認することで、納得できる予算を考えやすくなります。

7.家計管理の方法が今の暮らしに合っているか確認する

最後に、家計管理そのものも見直してみましょう。

家計簿や管理表を細かくつけていても、手間がかかりすぎて続かなくなってしまっては意味がありません。

反対に、管理が簡単すぎて支出を把握できていない場合は、確認方法を少し工夫する必要があります。

例えば、次のような点を確認してみましょう。

  • 家計簿を無理なく続けられているか
  • 毎月の収支を把握できているか
  • 夫婦で家計の状況を共有できているか
  • 貯金額や目的別の残高を確認しやすいか
  • 固定費や大きな支出を見直す機会があるか

管理方法は、家計簿アプリ、Excel、ノート、銀行口座やカードの明細など、自分たちが使いやすいものを選べば問題ありません。

大切なのは、完璧な家計簿を作ることではなく、必要な情報を把握し、次の行動につなげられることです。

もし毎日の記録が負担になっているなら、月に一度の確認を中心にするなど、管理方法を簡単にすることも検討してみましょう。

年に一度の家計の見直しを進める4ステップ

見直したい項目が多いと、どこから始めればよいか迷うかもしれません。

その場合は、次の4ステップで進めると整理しやすくなります。

STEP1.必要な数字を集める

まずは、収入や支出、貯金額がわかる情報を集めます。

家計簿やExcel、銀行口座、クレジットカードの明細などを活用し、一年間のお金の動きを確認しましょう。

すべての支出を細かく分類する必要はありません。まずは大きな項目を把握することから始めてみてください。

STEP2.良かったことと改善したいことを分ける

一年間の収支を確認したら、うまくいったことと、見直したいことを分けて整理します。

例えば、固定費を減らせた、貯金を続けられたなどは、来年も継続したいことです。

一方、予定外の出費が多かった、毎月の予算を把握しにくかったなどは、改善できる部分かもしれません。

必要以上に反省するのではなく、来年に向けて何を変えるとよいかを考えましょう。

STEP3.来年の予算と貯金目標を決める

次に、来年の収入や予定している支出を踏まえて、予算と貯金目標を考えます。

例えば、固定費を見直す、毎月の積立額を調整する、車の買い替え費用を準備するなど、具体的な行動に落とし込みます。

目標を高く設定しすぎず、現在の生活を維持しながら続けられる金額を考えることが大切です。

STEP4.見直すことを一つか二つに絞る

最後に、来年取り組むことを決めます。

見直したいことがたくさんあっても、一度にすべてを変える必要はありません。

例えば、「スマートフォンの契約を確認する」「毎月の貯金額を見直す」のように、取り組みやすいことから始めましょう。

実行できたかどうかを月に一度確認すれば、年に一度の見直しを日々の家計管理にもつなげられます。

年に一度の家計見直しチェックリスト

最後に、家計を見直すときに確認したい項目をまとめました。

収入・支出

  • 一年間の収入と支出を振り返った
  • 支出が多かった項目と、その理由を確認した
  • 固定費や利用していないサービスを見直した

貯金・備え

  • 一年間で貯金がどのくらい増減したか確認した
  • 目的別の貯金額を確認した
  • 急な出費への備えが十分か考えた

来年の計画

  • 来年予定している大きな支出を書き出した
  • 来年の貯金目標を考えた
  • 暮らしの中で優先したいことを確認した
  • 家計管理の方法が今の生活に合っているか確認した

すべての項目を一度に終わらせる必要はありません。できるところから確認していきましょう。

まとめ|年に一度、家計と暮らしを振り返る時間を作ろう

年に一度の家計の見直しでは、次の7つを確認することが大切です。

  1. 一年間の収入と支出
  2. 毎月の固定費
  3. 貯金額の変化
  4. 来年予定している大きな支出
  5. 生活防衛資金や急な出費への備え
  6. 暮らしの目標やお金の使い方
  7. 家計管理の方法

家計を見直す目的は、支出を減らすことだけではありません。

今のお金の使い方を振り返り、これからの暮らしに必要なお金を考えることも大切です。

収入や生活環境が変われば、適した予算や貯金目標も変わります。以前に決めたルールにこだわりすぎず、そのときの状況に合わせて調整していきましょう。

まずは、一年間の支出と貯金額を確認するところから始めてみてください。

年に一度、家計と暮らしを振り返る時間を作ることで、これからのお金について考えるきっかけになります。

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